新型コロナ感染症対策により、特別定額給付金など国が打ち出しだ施策とそれに伴った生活様式の変化(テレワーク等)という2つのテーマに絞ってまとめてみました。
国がやってきた施策って色々あったわよね。
たくさんありましたね!その中でも代表的なものだけおさらいしておきましょう!
新型コロナ感染症に関する施策 3密を避けるがポイント
最初のころの報道を皆さん覚えていますか?最初は、特に気にする必要がないといった風潮でしたよね。しかし、世界的に見てその感染力・広がる力が大変大きなものと分かり、それによってなくなる方も増えてきました。
私たちの生活では特に「3密を避ける」がポイントになってきましたよね。
「新型コロナ感染対策」休業要請と協力金
「3密を避ける」を根本に、国や市町から営業の自粛要請がなされました。自粛してしまうと収入がなくなるためその分協力金や一時金、各種費用の免除または期限の延長がなされました。
これに関しては、休業要請の対象とならなかった職種、例えば美容室等からは、不満の声が上がっていました。休業要請の対象にならないと協力金や一時金をもらうことはできなかったからです。
3密を避けるを根拠に、休業要請を行っていましたが、該当しない業種もありました。
「これって3密だよな」「でも休業要請されてないし、休んでも協力金がもらえない、、、生活に困るしなんとか3密に気を付けて営業するしかない」というグレーゾーンのお店。例えば美容室なんかそうですよね。グレーゾーンの業種は特に大変な思いをされていることだと思います。
「新型コロナ感染対策」公的手続きの延長
3密を避けるため、特別必要がない公的手続きは1年間の延長がなされました。
通常、公的手続きの時期は多くの方がどうしても集まってしまいます。
1年間の延長は手続きを行うのは、その間いつでも良い。ということで来所来院人数を分散させることが可能となりました。
ただし知らない人も多いかと思います。下記のリンクからご参照ください。
「新型コロナ感染対策」特別定額給付金 10万円
二転三転しました。当初、「収入が減額した世帯に30万円」など対象を絞っておりましたが、その対象の区別がわかりにくく、また世論の反発も多きかったため、最終的には一律10万円となりましたね。
もう10年以上前になりますが、2009年リーマンショックの際1~2万円の配布がありました。それをもって「現物給付は失敗だった」と元々現物給付はしないと麻生総務大臣はおっしゃっていました。当時、この施策による経済効果は予測をはるかに下回る実績があったからです。1、2万円だったら何かに使うというより、貯蓄に回した方が多いのではないでしょうか。
しかし、世論の大きな反発によって、一律10万円の支給に変わりましたね。世論の力、声を上げることの意味を考えさせられました。
今回10万円とはるかに大きな金額ですが、自粛による収入減の方々は生活費に充てられることかと思いますが、コロナによって収入が減った家庭ばかりではありませんよね。
周りには「経済回さないと!」っと家族がそれぞれ10万円の大半を好きなように使うと決めている方も良く耳にします。
ですが、やはりそれでも貯蓄に回す人はかなり多くいらっしゃるんじゃないでしょうか。
余裕があれば、少しの金額でも何か良いものを購入するなどして、経済を回したいですよね。
医療福祉従事者への慰労金 5万円~20円
10万円の支給の他、慰労金、感染リスクが高く命の危険が伴う対人職への給付金も先日(令和2年6月現在)発表されました。
これに関しても児童福祉関係が対象に入っていないということで、関係団体等が声を上げております。大きな世論の力となって方針を転換するのか。気になるところですね。
【新型コロナ感染症 生活様式の変化】
色々変わって追いついていかないわ・・
大きな変化がいくつもありましたね!ちょっとおさらいして、使えるものは今後も使っていきましょう!
「不要不急の外出を自粛」という言葉を代名詞に、生活の中心が在宅となりました。
伴って仕事や遊びもオンライン化し、オンライン○○という言葉が大変増えてきましたね。
生活様式の変化は2つに分けて考えられます。
感染症対策で一時的なもの、終息後も継続されるもの。
果たして下記の変化は、どうでしょうか。
オンライン診療
病院も常日頃人が多く集まる場所になります。特別受診する必要がない方は個々の判断で、人が集まる病院を避けて自粛される方もいらっしゃったと思いますが、そうもいかない人もいらっしゃいます。
- 体調が悪い
- お薬を処方してもらわないといけない
- 診断書が必要
上記に該当する方は、どうしても受診する必要があるため一部の医療機関では、オンライン診療にて通院せずに受診する機会を提供するようになりました。
例えば、LINEを使ったオンライン診療ですね。事前にお友達登録をすませておき予約時間にビデオ通話や電話診療にて対応されるところもあります。
ただし、これらは外来休止期間のみとしているところが多く、令和2年6月時点で外来を再開している所は、オンライン診療/電話診療を提供していないかもしれません。
気になる方は通院先に問い合わせてみてください。
厚労省に、全国のオンライン診療対応医療機関のリストがPDFで上がっておりますのでご参考にしてみてください。
合わせて読みたい
オンライン会議
ZOOMですね。今年初めて聞く方も多かったかと思います。
講義等もこれで行われている所もありますよね。一部教育機関では家庭にPC等がないため授業を受けられないと方に配慮し、提供している所もあるようです。
行政機関によっては、セキュリティーの関係から個人情報漏洩の危険性があるということで、その他のソフトを使用している所もあります。
オンライン飲み会
ZOOMです。一般の方はもちろん、youtubeでもこれを使ってコラボしている人も良く見かけます。
筆者はお酒が飲めないので、良し悪しがわからないのですが、同じ場所ではなくオンライン飲み会でも楽しんでいるようにされてる方もいますよね。やっぱり違うんですかね?
もしこれで楽しめるのであれば、遠方の友人とも飲み会が可能になりますので、今後も継続したい生活様式と言えるかと思います。
オンライン面会
病院や施設の面会も禁止となっていました。
LINEやZOOMなどを利用して、オンライン面会の機会を提供してくれる所も増えてきました。
これは元々遠方にい家族も面会が可能になるので大変良い試みだと思います。
ただしこれは少数派・・・・・是非今後も継続して続けていってほしい取り組みです。
(※手間は少し、ご家族の喜びは大きいもの。なので是非)
オンラインストア・ゲーム
遊びに関しても、不要不急の外出を自粛されていましたし、在宅で過ごされる方も多かったかと思います。
在宅での暇な時間を、オンラインを活用して過ごす方が大変多く増えましたよね。
- アマゾンプライムやネットフリックスなどの動画サイト
- オンラインゲームで友達と遊ぶ
- オンラインストアで日用品を購入
元々伸びている分野ではありますが、外出自粛に伴って拍車がかかりました。
オンラインゲームでは、小学生から大人まで、例えばマインクラフト、PUBG、荒野行動、フォートナイトなどが有名ですね。(※オンラインゲームには諸問題ありますが、別記事にて)
また、以前はオンラインストアで日用品を購入していなかった人など、その便利さに気づくきっかけになり、コロナ感染症終息後も継続して活用されることかと思います。
マスク業界の活発化
マスク不足のため、自家製マスクが流行ってきています。
自家製マスクは柄物でオシャレだったりしますが、「通気性とウイルス対策のバランス」に関しては自家製は検証できていないので、少し心許ないですよね。
企業が出している商品にはよく「ウイルス○○%除去!!」とか謳っていますよね。それです。
検証が出来ているので信頼性があるということです。
マスク不足のため、これまでの企業以外の多くの企業が参入してきました。
これまでの白い使い捨てマスクだけではなく、ヒンヤリしているマスクや夏用の蒸れないマスクなど、カラーバリエーションも豊富で選択肢が増えてきました。
マスク業界はこれから大きく変わってくるでしょう。なにより日本人はマスク着用率が他国より圧倒的に高いですしね。
今年の猛暑も冷感・蒸れないをキーワードに夏マスクで乗り切りましょう。
飲食業界のデリバリー化
- 座席の間に距離をとる。
- お持ち帰りを始める。
感染を恐れ、レストラン等飲食店に行くことも、少なくなっていました。飲食業界としては大打撃ですよね。
そこで、これまで行っていなかった、弁当等のお持ち帰りを始めたところも少なくありません。これに関しては、例えば事前に注文しておくだけで、昼休みに取りに行くだけでよく、時間のロスがなくなったり、自宅で楽しむことが出来たりと消費者にとってはメリットが大きかったかと思います。グルメサイトの中には、デリバリーまとめをされているところもありますので、各地元の情報を見られてください。
コスパ面もある思いますが、一消費者にとっては続けてほしい取り組みでもあります。
教育の始業時期
テレビでは色々騒がれていましたが、4月の始業を9月にする案です。
受験や就職等様々な所に影響を及ぼすので、改革に踏み込む力が足りなかったかもしれませんね。
始業からすぐに休校が続いたり、夏休みが短縮したり、一時的な対応に留まるように思います。
コロナ接触確認アプリCOCOA
6月19日 コロナ感染症陽性者との接触を確認することを目的としたアプリがリリースされました。
まとめ
ざっと思い返しても、これだけの施策と変化がみられました。
- 3密を避けるため、更新手続きを延長
- 支給費は世論の影響で対象範囲拡大
- 在宅ワークへ移行 不要な通勤の撤廃など
- 各種オンライン化
生活様式に関しては、一時的なものや継続して変わるであろうものが混在していますが、いつか振り返った際に「昔の人はこんな生活だったんだ」とか「なんて非効率的な社会だったんだ」とか思われるかもしれませんね。
(厚労省より新しい生活様式の参考例が出ています。)
気になる方はご覧になられてください。
また、「今までがこうだったから」っとなんとなく惰性で、または変化を恐れて変えれなかったもの。変わらなかったものも今回強制的に変化を強いられることになりました。
例えば「満員電車」とか。
もちろん職場に出勤しないといけない仕事もあると思いますが、そうでない人たちもなぜか皆と同じように朝から出勤していましたよね。
それが在宅ワークでもいい部分は在宅ワークで。出勤するとしてもお昼から。など勤務形態を変容させても業務に支障をきたさなかった。またはむしろ快適だったという方もいたと思います。
いくら仕事を早く終えても勤務時間という拘束によって時間を無暗に奪われてきた。
病院や施設においては交代制で絶えず支援者が必要なものですので、そこは変わりませんが、対人ではなくノルマや成果を達成するようなお仕事でも勤務時間に拘束されてしまう日本の社会の風潮はおかしいなと思う人もいるでしょう。
いくら個人の能力が高くて早く仕事を終えても時間に縛られてしまいます。また、仕事量が同じでも遅くまでかかってしまって残業してしまった人間に対し「あいつは遅くまで頑張ってる」と残業=高い評価という考え方にも、この際意識を変化させるべきではないでしょうか。
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