こどもの通所事業所(児発・放デイ)の選び方 9つのポイント

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子供の通所事業所 ポイントを押さえた選び方 医療的ケア児
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こどもに障害がある場合は、保育園や幼稚園そして学校とは別に、通所事業所を利用している方、これから利用を考えている方がおられると思います。こどもの通所サービスは、児童発達支援と放課後等デイサービスになります。本記事では適切な事業所の選び方を説明していきたいと思います。

 

こどもの通所サービスを受けることにしたんだけど、どう選んでいいのかわからないわ・・・

地域にいくつか事業所があれば、どこがいいか悩みますよね♪

比較するポイントがありますので、参考にしてください♪

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こどもの通所サービスとは(児童発達支援・放課後等デイサービス)

こどもの通所サービスとは、障害のあるこども達の成長を地域で支援していく福祉サービスになります。

平成24年4月の児童福祉法改正前は、障害児通園施設(知的、難聴、肢体不自由)と児童デイサービス、重症心身障害児通園事業という名称でそれぞれ分かれていたものが、改正に伴って障害児通所支援にまとめられました。
昔の名残で通園と今も呼ばれる方もいらっしゃいますが、一応通所に統一されています。
障害児通所支援の中に児童発達支援(福祉型、医療型)放課後等デイサービス保育所等訪問支援があります。

保育所等訪問支援は、専門職が対象のお子さんの保育園に訪問し、お子さんの様子を見たり保育士さんたちにアドバイスをしたりするサービスになります。

 

実際にお子さんが通うサービスとしては、大きく児童発達支援と放課後等デイサービスに分けられます。

  • 就学前は、児童発達支援
  • 就学後は、放課後等デイサービス
就学前と就学後に分けられている
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こどもの通所サービスを選ぶポイント

地域ごとに事業所の数は違いますが、都市部など人口密度が高い地域には多くの事業所がありますので、かえってどこを選んでいいのか迷っている方もいるのではないでしょうか。

ここに記載してあるポイントを比較して、検討されてください。

  • 自宅からの距離
  • 対象・条件
  • 開所曜日
  • 休所日
  • 利用時間
  • 送迎
  • 食事+おやつ
  • 特徴
  • スタッフの人柄
上記の確認と、事前の見学が大事

自宅からの距離

送迎がない場合、お迎えに行かなければいけない場合は、遠ければ遠いほどそれだけ早く迎えに行かなければなりません。

お仕事をしていたり、用事があったりするとせっかく預けてみてもらっていても、保護者の用事を済ませることができなかったりします。

自宅からの距離は保護者の時間の余裕に影響してくる

対象・条件(年齢や障害の種別)

児童発達支援は就学前、放課後等デイサービスは就学後と概ね年齢で分けられています。

その中で児童発達支援なら2歳以上からの所もあれば、0歳からの所もあります。

放課後等デイサービスであれば、小学生を対象としている所から、高校性の所まであります。

また、対象の障害を発達障害児としている所や、重度の身体障害を持っているお子さんを対象としている所など分かれている場合が多いので、確認が必要になります。

発達障害児と重度の身体障害児は基本的に対象事業所が分けられている。

開所曜日

多くの事業所は基本月曜日~金曜日はやられています。加えて土曜日や日曜日、祝日もやられている所も少なくありません。お子さんの習い事や塾、保護者の方のお仕事や用事など家庭の生活形態に合わせた利用を行うためにも、大事な確認項目となります。

 

夏休みなどの長期休み期間中の利用

1週間のうち〇曜日はお休みとしている点に加え、長期休み期間をどのようにしているかがポイントです。

通常放課後等デイサービスは、放課後から夕方までのお預かりですが、夏休みは朝から夕方まで預かってくれる事業所も少なくありません。

親が共働きで、こどもが平日も家にいる長期休みの時も利用したい。

 

児童発達支援 利用時間(開始時間と終了時間)

概ね、児童発達支援は朝から昼過ぎまでがほとんどです。

厳密には、開所時間は事業所によって30分から一時間単位で異なります。

例えば児童発達支援の場合、朝9:00からや10時からなど違いがあります。

仮に利用している事業所が送迎付きであっても、両親共働きの場合出勤しなければなりません。

出勤時間より送る時間が遅ければ、その間誰かが子供をみてないといけません。

もちろん祖父母と同居している家庭であれば問題ないですね。

もしくは、自宅と仕事場の間に事業所があれば、保護者が送っていくのもいいかもですね。

 

放課後等デイサービス 利用時間(開始時間と終了時間)

概ね、放課後等デイサービスは昼過ぎから夕方までがほとんです。

厳密には、開所時間は事業所によって30分から一時間単位で異なります。

放課後等デイサービスの場合も帰りが16時だったり18時の所もあります。低学年のお子さんである場合一人で自宅にいるのが心配ということもありますよね。

親が何時までに自宅に戻れるかも関係してきます
もちろん、同居の祖父母がいれば問題ありませんね。

送迎

大きなポイントが送迎でもあります。

仕事しているから送迎が間に合わない、お母さんが免許を持ってないという場合もありますよね。

送迎があるとほんとに楽なので、最近の事業所の多くは送迎をされていますが、中には送迎を行っていない所もありますので確認が必要です。

送迎は自宅までの送迎、又は最寄りの指定場所としているところもあります。

食事+おやつ(児童発達支援または、長期休みの放課後等デイサービス)

放課後等デイサービスには、昼食はありませんが(夏休みなどを除く)児童発達支援は概ね昼食時間を挟みますので食事のことも考慮しなければなりません。

  • 給食(自己負担概ね600円)または弁当持参
  • おやつの有無(概ね有りの場合50円~100円)

また、ご飯は提供するも、おかずは持参で。としている所もあります。

給食に関しては事業所が入所施設などの併設の場合は本体で作られる場合もありますし、独立した通所事業所の場合は外部委託の場合もあります。

食事+おやつに関しては、お弁当を持たせるのが困難か否かというところでしょうか。

 

特徴

事業所によって、様々な特色があります。下記に例を挙げておきます。

  • 構造化を用いた支援・PECS
  • 小集団による感覚統合療育
  • 専門職によるリハ(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)
  • 個別活動による指導
  • 医療的ケア対応

自閉症スペクトラムのお子さんであれば構造化やPECSがあるところが、

言葉の遅れがある場合は言語聴覚士さんのリハも受けられるところが、

医療的ケア児であればその対応が可能な所が、など、

事業所の特色はお子さんの個性に合わせて最も選択しなければいけない点になります。

 

スタッフの人柄

上記のポイントと合わせて、ここが重要なポイントになります。

保護者との相性やお子さんとの相性もあると思います。

  • きちんと申し送りをしてくれるか。
  • 子供に優しく接してくれるか。
  • 専門知識をきちんともっているか。
熱心な先生もお子さんによっては強要と感じられる場合も
一度の見学だけでは見極められない場合もあるので、周りのママ友がいれば評判を聞いててもいいかもですね。

そもそも近くに事業所があるのか、わからない場合

  • 自宅の近くに事業所があるのか
  • どのくらいあるのか
  • どこにあるのか

そもそもわからない最初の段階で、かつ周りに知っている人もいない場合、

近くにどのくらいの事業所があるか、対象や特徴を知りたいときは、市町の障害福祉課にお尋ねください。

別途福祉サービスを利用していれば、担当の相談支援専門員さんにお尋ねしましょう

まとめ

通所事業所(児童発達支援・放課後等デイサービス)の選び方は上記のように、色々な要素から選択されてください。

様々な事情はあると思いますが、迷った際に立ち返るのは、何のために通所サービスを利用するのか思い出すといいかもしれませんね。

学童ではなく通所サービスを選んだ最も大きな理由は、障害のある子供の成長を支えるためではないでしょうか。

楽しく子供が通える通所事業所と出会えるといいですね。

一番のポイントは子供にあっているかどうか

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