感染症の流行によって、病院に行くと「他の患者さんから病気をうつされちゃうかも」と不安になることありますよね。代替手段として、もともと電話診療というものはありましたが、オンライン診療で通院せずに動画を通して対面し、例えば自宅や勤務先で受診することも可能です。本記事ではメリットデメリットと対応する医療機関リストについてご紹介します。
感染症が流行ってるから、いつもの病院に行くのが億劫だわ
そんな時には電話診療やオンライン診療♬感染症流行の時やどうしても通院できないときは利用しましょう♪
オンライン診療とは
パソコンやスマホを使用して、医師と画面上で対面して診察を受ける方法です。
対象の医療機関があれば直接お問い合わせください。
オンライン診療メリット
- 通院せずにどこにいても診察を受けられる。
- 交通費がかからない。
- 待ち時間を好きなように過ごせる
これにつきます。
なんなら、飲食しながらでも受診可能です。(失礼には当たりますが)
病院の待合室で待ってるのってなんか苦痛ですよね。でも自宅なら好きな姿勢でテレビやお菓子を食べながら待っててもいいわけです。
オンライン診療の時でもお薬はもらえる
オンライン診療を受けた場合、医療機関から薬局へFAXで処方箋がいきます。
患者さんは保険証をもって指定の薬局に行くことでお薬がもらえます。
後ほど処方箋がご自宅に郵送されます。
オンライン診療の医療費の支払い方法
概ね振り込みとなります。後日請求書が送られてくると思いますので、指定の口座にお振込みする形となります。
詳しくはかかりつけの医療機関にお問い合わせください。
オンライン診療デメリット
- 通信料がかかる
- 事前の登録や設定が必要
- ネット環境によっては、通話や動画が乱れる。
通信料については、wifi環境であれば問題ありません。
LINEであれば事前のお友達登録が必要ですし、それ以外ですとそのデバイスに応じた設定が必要になります。慣れている人は簡単でしょうが、不慣れな人には一苦労ですね。
ネット環境については自宅にはwifiがついてるけど、それ以外例えば勤務先では使えないなどがあると、どこにいてもいいわけではなくなります。あくまでもネット環境化でどこにいても良いということになります。
上記のデメリットも確かにありますが、最大のデメリットは↓
定期受診などで、医師と患者の関係性がある程度あり、特に変わりなくいつものお薬を処方する程度であれば問題ないかと思いますが、初診などの場合は難しい面もあるようです。
- 対面式より伝えること、医師側からすると本人の様子など見る事が難しい。
- お会いしているしていないとでは、得られる情報量が異なる。
特に発達外来の初診をオンライン診療で行う時には注意
- 子供の様子が画面ではわかりずらい。
- 「このブロックを3つ取って」などのやりとりが難しい。
- (PARSなどの)検査用紙の使用が難しい。
子供が自宅で画面の前に黙っている事がまず難しいかもしれませんし、おもちゃを使ったり何か行動を見たいと思っても、見にくかったりしますよね。
音声も患者さんの使っているデバイス次第では、少し離れたお子さんの声を拾ってくれないかもしれません。
また診察中に簡易検査として、アンケート記入をお願いする場合もありますが、必要と思ってもアンケートを渡せなかったりして、できませんよね。
書式をダウンロード?メールで送信?など手間をかければ可能かもしれませんが、基本対面式の医療機関が一時的に通院制限をしている状況でそこまでのものを準備するとは思えません。
平時からオンライン診療を一つの方法として提供してある医療機関であれば、考えられます。
オンライン診療対応医療機関リスト(厚生労働省より全国版)
注意)
オンライン診療科のリストの中に、精神科を標榜しているところがあります。
自立支援医療の精神通院という制度を適用させるために標榜している可能性があります。
気になる方は地域の医療機関にお問い合わせ下さい。
電話診療とは
これは以前からある方法で、名前の通り電話を通して医師と患者がやりとりを行うものです。
しかし、通常の対面式の診察と比べて診療報酬が安くなってしまうので、あまり医療機関からお知らせすることはありません。ただし、感染症の流行で医療機関側も患者に通院してほしくない場合などは一時的にお知らせし、一定期間電話診療を基本とする場合もあります。
電話診療のメリットデメリット
メリットはオンライン診療と同じといえるでしょう。
しかし、デメリットに関してはオンライン診療のデメリットに加え、医師に伝える情報が音声だけになる点で、さらに疎通が難しいことがあげられます。
こちらも、オンライン診療と同じく、できれば初診は避けたいですね。健康状態に変わりなく、定期の処方箋のみ出してもらうような場合はいいかもしれません。
まとめ
便利な反面、正しい情報をどこまで伝えらるかが課題。
wifi環境のある自宅であっても、動画の遅延や音声の途切れなどはありえます。
問題ない環境で、普段と変わりない状態であれば大変楽なものだと思いますが、現状は対面式が最も的確な診察を受けれるといえるでしょう。
しかし、どうしても感染症の流行により通院制限がある場合は、医師にどれだけ自身の状態や子供の状態を適切に伝えられるかがポイントです。事前に文章で整理するなど準備をしていた方がよいかもしれませんね。
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