🎱 認知・実行機能
ビー玉が転がるコースをパーツで組み立てるSTEAM工学体験ツールです。空間認識・試行錯誤・因果関係を楽しく学びます。
🔬 STEAM教育について詳しく
このツールでできること
「思い通りにいかないとすぐにあきらめてしまう」「失敗を嫌がって新しいことに挑戦したがらない」——試行錯誤する力は、うまくいかない経験を安心して繰り返せる環境があってこそ育っていきます。最初から正解を求めすぎると、かえって挑戦する気持ちがしぼんでしまうことがあります。
「STEAMころころビー玉コースメーカー」は、坂や障害物のパーツを自由に組み合わせてコースを作り、ビー玉を転がして遊ぶツールです。「こう置いたらどう転がるか」を予測してから試し、思った通りにいかなければ組み替える、という一連の流れを繰り返しながら遊べる作りになっています。
正解が一つに決まっていない遊びだからこそ、本人なりの発想を試すことができます。うまくいかない結果も「面白い発見」として扱えるようになると、他の学習場面でも失敗を恐れにくくなっていきます。
| 対象のめやす | 小学校低学年〜中学年(物を組み立てて遊ぶことが好きなお子さん向け) |
|---|---|
| 使う場面 | STEAM教育の導入、放課後等デイサービスでの自由活動、家庭でのすきま時間 |
| 形式 | ブラウザで遊べる無料のコース作成ゲーム(インストール不要) |
| 準備するもの | スマホ・タブレット・パソコンのいずれか |
| ねらい | 「予測する→試す→組み替える」という試行錯誤のプロセスを、失敗しても安心な環境で経験する |
| 関連する場面 | 積み木やブロック遊び、理科的な観察、うまくいかないことへの向き合い方全般 |
こんな場面で使えます
- 放デイのSTEAM活動として。作ったコースを見せ合う集団の活動にもできます
- 児童発達支援で、うまくいかなくてももう一度やってみる経験を積む遊びとして
- 「失敗を嫌がって挑戦したがらない」お子さんの支援に
- 雨の日で外に出られない日の活動として
- ご家庭で、家族で一緒に試行錯誤する遊びとして
使い方(3ステップ)
① 転がす前に「どうなるか」を予想する
コースを組んだら転がす前に「どこを通ってどこに落ちると思う?」と予想を聞いてみます。予想と結果を比べることで、試行錯誤そのものへの興味が育っていきます。
② うまくいかなくても一緒に原因を考える
予想と違う動きをしたときこそ、「どの部分が違ったんだろうね」と一緒に振り返る絶好の機会です。失敗を否定的に扱わず、次の手がかりとして扱う姿勢を見せてあげてください。
③ 自分なりの工夫を認めて発展させる
本人なりの工夫が見られたら、「そのアイデアいいね」と具体的に認めます。うまくいったコースをさらに難しく発展させることで、達成感を積み重ねていけます。
使うときの声かけ例
- 「転がす前に、どこに落ちると思う?」(予測を促す)
- 「思ってたのと違ったね、どこが違ったんだろう」(原因を一緒に考える)
- 「そのパーツの置き方、面白いアイデアだね」(工夫を具体的に認める)
- 「もう一回やってみようか」(挑戦を後押しする)
失敗をひどく怖がる子には、まず「失敗しても何も困らない」という経験を積んでもらうことを大事にしています。ビー玉が思った方向に転がらなくても、誰も困らず、むしろ次のヒントになる——そういう感覚を持てる子は、他の場面でも挑戦しやすくなっていきます。
使うときの注意点
- 正解のコースを教え込むのではなく、本人なりの試行錯誤を尊重してください
- うまくいかないことが続いても、責めずに「次はどうする?」と前向きな声かけを続けてください
- 難しすぎるコースは挫折感につながるため、本人の様子を見て難易度を調整してください
- 画面上の操作だけで終わらせず、実物の積み木やビー玉遊びともあわせて経験させると効果的です
- 集中が続く時間には個人差があるため、様子を見ながら切り上げどきを判断してください
- うまくいったコースは写真や言葉で記録しておくと、次に挑戦するときの手がかりになります
試行錯誤する力は、失敗しても大丈夫だという安心感の中でこそ育っていきます。うまくいかない日があっても、「考えながら試している途中」だと捉えて見守ってあげてください。結果よりも、考えて試したプロセスそのものを認めてあげることが大切です。



コメント