「言葉で説明しても伝わらない」「何度言っても行動に移せない」。そんなとき助けになるのが「視覚支援」です。
放デイで働き始めた頃、言葉だけで指示しても動けない子に対してどうしたらいいか悩んでいました。試しに絵カードを作って見せてみたら、スムーズに動いてくれて。「こんなに違うの?」と驚いたのを今でも覚えています。
視覚支援は特別な道具がなくても始められます。まずは手書きのカード1枚からでOKですよ♪
視覚支援とは?
視覚支援とは、言葉だけでなく絵・写真・文字・図などの「見てわかる情報」を使って子どもに伝える支援方法です。ASDのある子どもは特に視覚情報の処理が得意なケースが多く、効果が出やすいと言われています。
絵カードの作り方と使い方
簡単な作り方
- 画用紙や厚紙を名刺サイズに切る
- 行動のイラストや写真を貼る(手書きでもOK)
- ラミネートすると長持ちする
使い方のコツ
- 言葉と一緒に見せる(カードを見せながら「手を洗うよ」と言う)
- 子どもの目の高さで見せる
- できたらカードを裏返す・箱に入れる(終わりの実感を持たせる)
息子に「歯を磨く」「顔を洗う」「着替える」の朝のルーティンカードを作りました。最初は私が一緒にめくっていましたが、1ヶ月後には自分でめくりながら朝の準備ができるようになりました。
スケジュールボードの作り方と使い方
1日の流れや活動の順番を視覚化したものがスケジュールボードです。「次に何があるか」の見通しが持てることで、切り替えがスムーズになります。
簡単な作り方
- A4の厚紙やホワイトボードに、上から順番に活動の絵カードを並べる
- 終わったカードは外す・裏返す
- 「今ここ」がわかるよう矢印や洗濯バサミで印をつける
ポイント
- 最初は活動を3〜4個に絞る(多すぎると混乱する)
- 毎日同じ形式で使う(慣れるまでは変えない)
- 変更があるときは事前にカードを差し替えて見せる
デジタルツールも活用できる
最近はスマホアプリやタブレットでも視覚支援ができます。このサイトの無料療育ツールも、タブレットやPCで使える視覚支援教材を公開しています。
まとめ
- 視覚支援は言葉だけに頼らず「見てわかる」情報で伝える支援
- 絵カードは手書きでもOK・名刺サイズの厚紙から始められる
- スケジュールボードで「次に何があるか」の見通しを持たせる
- 終わったカードを外す・裏返すことで達成感が生まれる
- まず1枚の絵カードから始めてみることをおすすめします
おわり


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