「うちの子、もしかして発達障害かも」と感じたとき、まず何を調べればいいか迷う保護者の方はとても多いです。
この記事では、発達障害の代表的な3つの種類(ASD・ADHD・LD)の特徴と、それぞれの日常でよく見られる困りごとをわかりやすく整理します。
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「うちの子だけ違う」と思いがちですが、同じ悩みを持つご家族はたくさんいます。まず知識を持つことが第一歩ですよ♪
発達障害とは何か
「発達障害」はひとつの病名ではなく、脳の発達の特性によっていくつかの困難が生じる状態の総称です。知的障害がなくても発達障害はあり得ます。
代表的な3種類を以下に紹介します。
- ASD(自閉スペクトラム症):コミュニケーションや対人関係の難しさ、強いこだわり
- ADHD(注意欠如・多動症):集中が続かない、衝動的な行動、多動
- LD(学習障害):読む・書く・計算など特定の学習が著しく難しい
これらは重複することも多く、「ASDとADHDの両方」「ADHDとLD」という組み合わせも珍しくありません。
ASD(自閉スペクトラム症)とは
ASDは、社会的なコミュニケーションや対人関係に困難があり、特定のこだわりや感覚の過敏さを持つことが多い発達障害です。
よく見られる特徴
- 目が合いにくい・表情を読むのが苦手と言われる
- 暗黙のルールや冗談が理解しにくい
- 毎日のルーティンへの強いこだわり(少しの変化でパニックになる)
- 音・光・触感などに強く反応する(感覚過敏)
私が支援してきたお子さんの中に、毎朝決まった順番でしか準備ができず、一つでも手順が変わると激しくパニックになってしまう子がいました。最初は「わがまま」と見られていましたが、それはASDの特性から来るものでした。特性を理解することで、保護者の方も関わり方が変わり、朝の支度がスムーズになっていきました。
ADHD(注意欠如・多動症)とは
ADHDは、不注意・多動性・衝動性の3つの特性が見られる発達障害です。「元気すぎる子」「だらしない子」と誤解されがちですが、本人の努力不足ではなく、脳の特性が原因です。
よく見られる特徴
- 忘れ物・なくし物が多い(ランドセルに教科書が入っていないなど)
- 話を最後まで聞けない・気が散りやすい
- じっと座っていられない(授業中に立ち歩く)
- 考える前に行動してしまう(順番を待てない、割り込みなど)
ADHDには「不注意型」「多動・衝動型」「混合型」の3タイプがあります。女の子は多動が目立たない「不注意型」が多く、気づかれにくい傾向があります。
LD(学習障害)とは
LDは、全体的な知能は標準的でも、読む・書く・計算するなど特定の学習に著しい困難がある状態です。「頭が悪い」のではなく「学習の入り口が人と違う」と理解することが大切です。
よく見られる特徴
- 文字をうまく読めない・読むのに時間がかかる(ディスレクシア)
- 文字を書くのが極端に苦手・形が整わない(ディスグラフィア)
- 計算・数の概念が身につきにくい(ディスカリキュリア)
視覚的な教材やタブレットなどのICTツールを使うと大きく改善するケースが多いです。学校への「合理的配慮」を申請することで、テストの際に時間延長や別の解答方法が認められることもあります。
ASD・ADHD・LDの「違い」をわかりやすく比較
「ASDとADHDって何が違うの?」「うちの子はどれに当てはまるの?」という疑問をよく受けます。3つは別々の特性ですが、重なることもあります。ここで整理しておきましょう。
| ASD(自閉スペクトラム症) | ADHD(注意欠如・多動症) | LD(学習障害) | |
|---|---|---|---|
| 主な困り | コミュ・こだわり・感覚 | 不注意・多動・衝動性 | 読む・書く・計算 |
| 知能 | 標準〜高い場合も | 標準〜高い場合も | 標準〜高い場合も |
| 社会性 | 苦手なことが多い | 比較的あるが空気を読みにくい | 比較的保たれている |
| 重複 | ○ ADHDと重なりやすい | ○ ASD・LDと重なりやすい | ○ ADHDと重なりやすい |
ASDとADHDの違いは?
最も混同されやすい組み合わせです。
- ASD:「なぜそのルールなの?」と理解できずにこだわる → 理由がわかれば動ける
- ADHD:ルールはわかっているが、体がついていかない → わかっているのに忘れる・止まれない
ADHDの子は社交的な場合も多いですが、ASDの子は社交場面そのものが苦痛なことが多い点が大きな違いです。
ADHDとLDの違いは?
- ADHD:集中力・衝動性の問題。集中できれば学習できる
- LD:集中しても特定の学習(読み・書き・計算)が脳の仕組み上困難
LDの場合は、授業に集中していても文字が正確に読めない・書けないという状態が続きます。ADHDは環境を整えると改善しやすいですが、LDは専門的な学習支援や道具(タブレット等)が必要です。
ASDとLDの違いは?
- ASD:読み書き自体はできても、文脈・行間・感情表現の理解に困難が出ることがある
- LD:文脈や感情の理解よりも、文字・数字の処理そのものに困難がある
ASDとLDを合わせ持つ子どもも珍しくありません。複数の特性が重なっている場合、専門機関での評価が特に重要です。
診断を受けることの意味
「診断を受けることで、レッテルを貼られてしまうのでは」と不安に思う保護者の方も少なくありません。しかし実際には、診断を受けることで「この子の困りごとには理由がある」という理解が得られ、学校や支援機関との連携がスムーズになるメリットがあります。
発達外来への相談は、かかりつけの小児科や保健センターから紹介してもらうことができます。
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診断がついていなくても、特性を知るだけで関わり方は変わります。「困った子」ではなく「困っている子」という視点を大切にしてください♪
まとめ
- 発達障害はASD・ADHD・LDなど複数の種類がある
- 重複することも多い
- 「やる気」や「躾」の問題ではなく脳の特性が原因
- 早めに特性を理解・支援することで、生活の質が大きく変わる
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おわり
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