「何度言っても聞かない」「かんしゃくが激しくて疲れてしまう」毎日の声かけに悩む保護者の方からよく聞く言葉です。
この記事では、発達に凸凹のあるお子さんへの声かけで現場で実際に効果があったコツを体験談とともに紹介します。
ヒコさん
「もっと大きな声で言えばわかる」は逆効果になることが多いです。伝え方を少し変えるだけで、びっくりするほど動いてくれることがありますよ♪
「もっと大きな声で言えばわかる」は逆効果になることが多いです。伝え方を少し変えるだけで、びっくりするほど動いてくれることがありますよ♪
Contents
なぜ普通の声かけが通じないのか
発達に凸凹のあるお子さんは、以下のような理由で声かけが伝わりにくいことがあります。
- 聴覚過敏:大きな声が苦痛でパニックになる
- 処理速度の違い:言葉を理解するのに時間がかかる
- 注意の切り替えの難しさ:今やっていることから離れられない
- 抽象的な言葉の理解が難しい:「ちゃんとして」「しっかり」が伝わらない
これらは本人の「やる気の問題」ではありません。脳の特性として理解することが大切です。
効果的な声かけのコツ5選
① 短く・具体的に伝える
「もうそろそろ終わりにして、片付けて、ご飯食べる準備して」は情報が多すぎます。
「おもちゃを箱に入れて」→終わったら「次はご飯の席に座って」と一度に一つだけ伝えましょう。
② 行動を具体的に言う
「ちゃんとして」「静かに」など抽象的な指示は通じないことが多いです。
「椅子に座って」「声は小さく」などどんな行動をとればいいかを具体的に言いましょう。
③ 先の見通しを伝える
「あと5分で終わりにしようね」「次は公園に行くよ」というように、次に何が起きるかを前もって伝えることで、切り替えがスムーズになります。
私が支援してきたお子さんは、タイマーを使って「ピピっと鳴ったらおしまい」というルールにしたところ、スムーズに活動を切り替えられるようになりました。
④ 肯定的な言い方にする
「走らないで」より「歩こうね」、「さわがないで」より「小さい声で話そうね」。
NGの言い方より、してほしい行動をそのまま言うほうが伝わります。
⑤ しゃがんで目線を合わせる
上から大きな声で言うより、子どもの目線に合わせてしゃがみ、穏やかな声で話しかけるほうが断然伝わります。体を少し触れながら「ねえ、聞いて」と注意を向けてから話すとさらに効果的です。
やってしまいがちなNG声かけ
- ❌「何度言えばわかるの?」→ プレッシャーをかけるだけで行動は変わりません
- ❌「みんなはできてるのに」→ 比較は自己肯定感を下げます
- ❌「〜しないと〜だよ」→ 脅しは短期的にしか効かず、関係を壊します
- ❌「早くして!」の連発→ 処理速度の問題があると逆にパニックになります
ヒコさん
叱り続けると、子どもは「どうせ怒られる」と思って行動しなくなります。まずできていることを認めることから始めましょう♪
叱り続けると、子どもは「どうせ怒られる」と思って行動しなくなります。まずできていることを認めることから始めましょう♪
まとめ
- 声かけは短く・具体的に・一度に一つ
- 「〇〇しない」より「〇〇しよう」の肯定形で
- 先の見通しを伝えることで切り替えがスムーズに
- 目線を合わせて穏やかに話しかける
おわり
📚 あわせて読みたい



コメント