その日の気持ちをグラフに記録できる無料療育ツールです。うれしい・かなしい・いらいら・こわいなどの感情を強度で入力してグラフ化。感情の「見える化」が苦手な子どものセルフモニタリング力を育てます。放デイ・支援学級・家庭でお使いください。
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このツールでできること
「イライラが急に爆発してしまう」「気づいたら気持ちがいっぱいいっぱいになっている」——感情そのものを否定せず、まずは「今どれくらいの強さの気持ちなのか」を自分で気づけるようになることは、感情コントロールの土台になる力です。とはいえ、気持ちの強さを言葉だけで説明するのは、大人にとっても難しいことです。
「きもちのグラフ|感情強度をグラフで記録しよう」は、その時々の気持ちの種類と強さをグラフに記録していくツールです。数値や色でグラフ化することで、「今どれくらいの気持ちか」を客観的に見える形にし、後から振り返ることもできます。
| 対象のめやす | 小学生前後〜(気持ちの強さを自分で把握する練習をしたいお子さん向け) |
|---|---|
| 使う場面 | 療育の個別支援、感情コントロールのトレーニング、家庭での気持ちの振り返り |
| 形式 | ブラウザで使える無料の感情記録・グラフ化ツール(インストール不要) |
| 準備するもの | スマホ・タブレット・パソコンのいずれか |
| ねらい | 気持ちの強さを自分で把握し、記録・振り返る力を育てる |
| 関連する場面 | イライラの予兆に気づく練習、感情コントロールの振り返り、家族との気持ちの共有 |
こんな場面で使えます
- 放課後等デイサービスで、来所するたびに記録して気持ちの変化を見える形にする
- 児童発達支援で、その日の様子を保護者に伝えるときの手がかりとして
- 集団活動のあとに記録して、どんな活動のあとに崩れやすいかを本人と一緒に見つける
- 特別支援学級で、本人と振り返るための資料として
- ご家庭で、寝る前に一日をふり返る習慣として
使い方(3ステップ)
① 今の気持ちの種類を選ぶ
うれしい・イライラ・不安など、今の気持ちに近いものを選びます。複数の気持ちが混ざっていると感じる場合は、一番強く感じているものを選んでもらってかまいません。
② 気持ちの強さを数値で記録する
選んだ気持ちが「どれくらいの強さか」を数値やレベルで記録します。「10段階で今は何くらいかな」といった聞き方をすると、本人にとっても答えやすくなります。
③ グラフの変化を一緒に振り返る
記録が積み重なったら、グラフの変化を一緒に見返します。「この日は強かったね、何があったのかな」など、気持ちの波と出来事を結びつけて振り返る時間を持ってみてください。
使うときの声かけ例
- 「今の気持ちの強さ、10段階で言うとどれくらい?」(数値で気持ちを表現させる)
- 「グラフが高いところ、何があったか覚えてる?」(出来事と気持ちを結びつける)
- 「気づいて記録できたこと自体がすごいことだよ」(気づけたこと自体を認める)
- 「強くなる前に気づけたら、それだけで一歩前進だね」(早期の気づきを評価する)
「イライラしないで」と言われても、そもそも自分の気持ちの強さに気づいていないお子さんは少なくありません。グラフという形で気持ちを見える化すると、「今日はここまでで気づけた」という小さな成功体験を積み重ねやすくなります。
使うときの注意点
- 記録すること自体を目的にし、数値の良し悪しを評価しないようにしてください
- 感情が強く高ぶっている最中は無理に記録させず、落ち着いてから振り返るようにしてください
- グラフの数値を他のお子さんと比べる材料にはしないでください
- 記録が苦手・面倒に感じる日があっても、無理に毎日続けさせる必要はありません
- 感情の波が生活に大きく影響している場合は、専門機関への相談もあわせて検討してください
気持ちの強さを自分で把握できるようになることは、感情が爆発する前に「今、少し高まっているな」と気づく力につながっていきます。すぐに大きな変化が見えるものではありませんが、記録を積み重ねる中で、その子なりの気持ちのパターンが少しずつ見えてくることがあります。



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