ことばをよく聞いて、正しいカードをえらぼう!
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このツールでできること
「『机の上の赤いカードを取って』のような二つ以上の指示が伝わりにくい」「話を最後まで聞かずに動いてしまう」——こうした様子は、耳から入った言葉を正しく理解して行動につなげる「受容言語」の力と関わっていることがあります。話す力とは別に、聞いて理解する力そのものを育てていく視点が必要になる場面です。
「受容言語・指示理解トレーニング」は、簡単な指示から少しずつ複雑な指示まで、聞いた言葉の通りに操作するゲーム形式のツールです。「聞く→理解する→行動する」という一連の流れを、段階を踏んで練習できます。
| 対象のめやす | 未就学児〜小学校低学年(指示理解に苦手さが見られるお子さん向け) |
|---|---|
| 使う場面 | 療育の個別支援、言語トレーニング、家庭でのすきま時間 |
| 形式 | ブラウザで遊べる無料の指示理解トレーニング(インストール不要) |
| 準備するもの | スマホ・タブレット・パソコンのいずれか |
| ねらい | 聞いた言葉を理解して行動につなげる力(受容言語)を育てる |
| 関連する場面 | 学校・園での指示理解、家庭でのお手伝い、集団活動でのルール理解 |
使い方(3ステップ)
① 一語文の指示から始める
「赤を選んで」のような一つの要素だけの指示から始めます。まずは短い指示を最後まで聞き、正しく行動できることを目標にします。
② 指示を復唱してから答える
すぐに操作させるのではなく、「今なんて言われたか、もう一回言ってみて」と復唱を挟んでみます。復唱することで、聞いた内容がより記憶に残りやすくなります。
③ 二語文・複数条件の指示に挑戦する
一語文に慣れてきたら、「大きい・赤い」のように条件が二つ以上の指示に挑戦します。うまくいかない場合は一語文に戻ってもかまいません。段階を戻ることは後退ではなく、確認の時間です。
使うときの声かけ例
- 「今の指示、もう一回言ってみて」(復唱で理解を確認する)
- 「最後まで聞いてから動いてみようね」(聞く→動くの順番を意識させる)
- 「よく聞けたね、ちゃんと合ってたよ」(聞けたこと自体を褒める)
- 「難しかったら、もう一回ゆっくり言うね」(焦らせず繰り返す姿勢を示す)
ヒコ先生
「話を聞いていない」と見られがちなお子さんの中には、実は最後まで集中して聞く前に情報量が多すぎて処理が追いつかなくなっているケースがあります。指示を短く区切って一つずつ確認する練習を重ねることで、少しずつ聞き取れる情報量が増えていくお子さんを見てきました。
「話を聞いていない」と見られがちなお子さんの中には、実は最後まで集中して聞く前に情報量が多すぎて処理が追いつかなくなっているケースがあります。指示を短く区切って一つずつ確認する練習を重ねることで、少しずつ聞き取れる情報量が増えていくお子さんを見てきました。
使うときの注意点
- 指示は短く、はっきりした言葉で伝え、早口にならないよう気をつけてください
- 間違えたときは指示を繰り返すだけでなく、ゆっくり・区切って伝え直してあげてください
- 正解数を急がせず、聞く姿勢そのものを大切に評価してください
- 聴力に気になる点がある場合は、耳鼻科など専門機関への相談もあわせて検討してください
- 実際の生活場面でも、指示は短く区切って伝えることを意識してみてください
指示理解の力は、学校生活や集団活動の中で「困った子」と見られてしまう原因になりやすい力でもあります。話す力の問題ではなく、聞いて理解する部分の力であることを周囲が理解しておくだけでも、お子さんへの伝え方が変わっていきます。焦らず、短い指示から積み重ねていってください。



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