「すぐ怒る」「一度泣き出すと止まらない」「ちょっとしたことでかんしゃくを起こす」発達に凸凹のあるお子さんを育てていると、感情コントロールの難しさに疲弊することがありますよね。
この記事では、なぜ感情のコントロールが難しいのかを解説し、現場で実際に効果があった支援のヒントを紹介します。
感情のコントロールは「訓練」でできるようになる部分もありますが、まず「なぜ難しいのか」を理解することが大切です♪
なぜ感情のコントロールが難しいのか
発達に凸凹のあるお子さんは、以下の理由から感情調整が難しいことがあります。
- 感情の認識が難しい:自分が今「怒っている」「不安」「悲しい」ということに気づきにくい
- 感情が爆発しやすい:感情の「ブレーキ」が効きにくく、一度スイッチが入ると止めるのが難しい
- 言語化が難しい:「何が嫌だったか」「何が怖かったか」を言葉にできない
- 感覚過敏が引き金になる:音や光などの刺激がかんしゃくのきっかけになる
感情が爆発したときの対応
まず「安全な場所」へ
かんしゃくが始まったら、まず安全な場所に移動させます。人が多い場所では刺激が増えてさらに興奮します。静かな場所で落ち着けるスペースを作っておくと良いです。
説得・叱責はNG
興奮中に「なんで怒るの?」「やめなさい!」と言っても逆効果です。感情が落ち着いてから話し合いましょう。まず黙って寄り添うことが大切です。
深呼吸を一緒にする
「お腹で大きく息を吸って、ゆっくり吐こう」と一緒に深呼吸すると、副交感神経が働いて興奮が落ち着きやすくなります。
日常でできる感情コントロールの練習
感情カードを使う
「嬉しい」「怒り」「悲しい」「不安」などの感情を表した絵カードを作り、「今の気持ちはどれ?」と日常的に聞く練習をします。感情に名前をつける練習です。
感情の「温度計」を作る
0〜10のスケールで「今の怒りは何度?」と表現する練習をします。「5を超えたら休憩する」というルールを作っておくと、爆発前に気づけるようになります。
私が関わったお子さんのご家族から、「感情温度計を作ってから、子どもが自分で『今7度だから少し休む』と言えるようになった」と喜びの声をいただきました。最初は難しかったようですが、毎日続けることで少しずつ身についたそうです。
「クールダウンコーナー」を作る
自分の部屋や教室の隅に、落ち着けるスペースを作ります。クッションやお気に入りのものを置いておくと、子ども自身が「気持ちが大きくなってきた」と感じたときに自分で行けるようになります。

感情コントロールは大人でも難しいです。できないことを叱るより、「できたね」と小さな成功を認め続けることが力になりますよ♪
場面別の対応早見表
| 場面 | 対応のヒント |
|---|---|
| 予定変更で急に怒り出した | 「変わったこと」自体を認めてから、次の見通しを短く伝える |
| 友達とのトラブルで泣き続ける | まず落ち着く時間を確保し、落ち着いてから「何が嫌だったか」を聞く |
| 失敗して自分を責め始めた | 「できなかった部分」より「試したこと」自体を認める言葉をかける |
よくある質問
Q. かんしゃくを起こすたびに要求を通してしまっていいですか?
毎回要求を通すと「かんしゃくを起こせば要求が通る」と学習してしまう可能性があります。落ち着いてから「言葉で伝えられたら聞くよ」と伝え、要求の通し方を練習していくのがおすすめです。
Q. 家では落ち着いているのに学校でだけ荒れると相談されました。どうすればいいですか?
場所によって出方が違うのはよくあることです。学校での刺激(音・人数・時間の流れ)が家庭と違うことが影響している場合があります。学校の先生と「どの場面で崩れやすいか」を共有し、環境面の工夫を一緒に考えてもらいましょう。
まとめ
- 感情調整の難しさには脳の特性的な理由がある
- 興奮中の説得・叱責は逆効果
- 深呼吸・クールダウンコーナー・感情温度計が効果的
- 感情に名前をつける練習を日常で続ける
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おわり



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