「帰り道はいつも同じ道じゃないとダメ」「おもちゃの並べ方が少しでも変わると大泣き」「毎日同じ服しか着たがらない」。こんな経験はありませんか?
これはASDなどの発達障害でよく見られる「こだわり」の特性です。
娘は幼稚園の頃、登園ルートが工事で変わったとき、毎朝泣き叫んで動けなくなってしまいました。「たった少し遠回りするだけなのに」と最初は思っていましたが、娘にとっては「世界が変わってしまうほどの恐怖」だったんです。
こだわりは「安心するための手段」です。無理に取り除こうとするより、うまく付き合う方法を考えた方が、お互いずっと楽になりますよ♪
なぜこだわるの?
発達障害のある子がこだわりを持つのは、「先が見通せないことへの不安」を減らすためです。
「いつも同じ」であることが、安心・安全の証拠になっています。だからこそ、少しでも変わると強い不安やパニックが起きるのです。
こだわりへの基本的な対応
① こだわりをすぐに「直そう」としない
こだわりを力で取り除こうとすると、不安が増してかえってこだわりが強くなることがあります。まず「そういうことが安心なんだね」と受け入れることから始めましょう。
② 「変わる前に予告する」
急な変化が一番つらいので、事前に予告することが大切です。
- 「明日は道が工事で変わるよ。地図で確認しておこうか」
- 「今日は先生が変わるよ。どんな先生か写真を見ておこうか」
- 「来週から新しい教室になるよ。今日のうちに見に行こうか」
③ 変化を「小さいステップ」で慣らす
いきなり変えるのではなく、少しずつ変化に慣らしていきます。
娘の場合、工事の迂回路を「冒険の道」と名付けて、最初は一緒に歩いて「ここにお花があるね」と楽しい要素を見つけながら慣らしていきました。1週間後には自分で「冒険の道で行く!」と言うようになりました。
切り替えのコツ
- タイマーを使う(「タイマーが鳴ったら終わり」を習慣化)
- 終わりの見通しを示す(「あと3回やったらおしまい」)
- 次の楽しいことを伝える(「終わったら◯◯しようね」)
- 本人が「終わり」を宣言できるようにする(自分で決める感覚)
まとめ
- こだわりは「安心するための手段」で、無理に取り除こうとしない
- 変化の前に必ず予告する
- 小さいステップで少しずつ慣らしていく
- タイマーや「次の楽しいこと」で切り替えを促す
- 本人が「終わり」を自分で決める感覚を大切にする
おわり



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