「給食の時間になると必ず耳をふさぐ」「新しい服を着たがらない」「特定の食べ物の食感が絶対ダメ」。こんなことで悩んでいませんか?
これは「わがまま」ではなく、感覚過敏という特性が原因かもしれません。
うちの息子も、運動会のピストルの音が怖くて毎年耳をふさいでいました。最初は「みんな同じ音を聞いているのに、なんで?」と思っていましたが、感覚過敏のことを知ってから「息子には本当に辛い音だったんだ」とやっとわかりました。
感覚過敏のある子は、私たちが感じる何倍もの刺激を受け取っています。「大げさ」ではなく、本当に辛いんです♪
感覚過敏とは?
感覚過敏とは、音・光・触感・味・においなどの感覚刺激に対して、一般的な人よりも強く反応してしまう状態です。ASDやADHDなどの発達障害に伴うことが多く、脳の感覚処理の違いが原因とされています。
逆に感覚が鈍い「感覚鈍麻」の場合もあり、痛みを感じにくいため怪我に気づかない、というケースもあります。
感覚過敏の種類と日常での困りごと
聴覚過敏(音に敏感)
- 掃除機・ドライヤーの音でパニックになる
- 給食の食器の音が耐えられない
- 人が多い場所で会話ができなくなる
触覚過敏(触感に敏感)
- タグや縫い目が気になって服を着られない
- 歯ブラシや洗髪が極端に嫌い
- 特定の素材の服しか着られない
視覚過敏(光に敏感)
- 蛍光灯が眩しくて目が開けられない
- 日差しが強い日に外に出られない
- 特定の色や柄が極端に苦手
嗅覚・味覚過敏
- 特定のにおいで気分が悪くなる
- 特定の食感・味が絶対に食べられない
- 給食の時間が毎日苦痛
家庭でできる工夫
聴覚過敏への対応
- イヤーマフ・耳栓を活用する(運動会・花火など)
- 家では掃除機を子どもがいない時間に使う
- 事前に「大きな音が出るよ」と予告する
触覚過敏への対応
- タグを切り取る・縫い目が少ない服を選ぶ
- 本人が「着やすい」と言う素材だけ買う
- 歯ブラシは柔らかいものに変える
視覚過敏への対応
- サングラスや帽子を活用する
- 教室では蛍光灯の真下を避ける席にしてもらう
- 自宅の照明を間接照明に変える
息子のイヤーマフは最初は「変に思われる?」と心配しましたが、先生に相談したら快く対応してもらえました。使い始めてから運動会が「楽しい行事」に変わりました。
「我慢させる」より「環境を整える」方が、子どもも家族もずっと楽になります。使えるものはどんどん使いましょう♪
まとめ
- 感覚過敏は脳の感覚処理の違いによるもので、わがままではない
- 聴覚・触覚・視覚・嗅覚・味覚など様々な種類がある
- 「我慢させる」より「環境を整える」アプローチが効果的
- イヤーマフ・素材選び・照明変更など、すぐできる工夫から始めてみる
- 学校や保育園にも相談して環境調整をお願いすることが大切
おわり



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