お願い表現練習ゲーム|気持ちを言葉で伝えよう【ヒコ先生式】

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療育ツール
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場面に合った「お願い」「断り」「感謝」の表現を選んで練習できる無料療育ゲームです。気持ちを適切な言葉で伝えるコミュニケーションスキルを楽しく身につけます。放デイ・SST支援にお使いください。


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お願い表現練習ゲーム(無料ツール)とは?

「欲しいものがあると、いきなり大声を出してしまう」「うまく言えずに手が出てしまう」——自分の気持ちや要求を言葉で伝える力は、自然に身につくものではなく、実際の言い回しを一つずつ知って初めて使えるようになる力です。伝え方が分からないまま我慢を続けると、かんしゃくや行動の乱れにつながることもあります。

「お願い表現練習ゲーム」は、いろいろな場面を見て「こういうときは何て言えばいいか」を選んだり考えたりするゲーム形式のツールです。強い言い方や命令口調ではなく、相手に伝わりやすい依頼の言葉を、具体的な場面とセットで練習できます。

対象のめやす 未就学児〜小学校低学年(要求の伝え方が強い言い方に偏りやすいお子さん向け)
使う場面 SST、家庭でのお願いの言い方の練習、友達とのトラブル予防
形式 ブラウザで遊べるお願い表現ゲーム(インストール不要)
準備するもの スマホ・タブレット・パソコンのいずれか
ねらい 気持ちや要求を、相手に伝わりやすい言葉で表現する力を育てる
関連する場面 友達へのお願い、先生への相談、家庭での要求の伝え方

要求の伝え方に悩む保護者だけでなく、集団の中でのトラブル対応に取り組む支援者の方にも、具体的な言い回しの例として活用しやすい内容にしています。

こんな場面で使えます

  • 放課後等デイサービスのSST・言語の活動として
  • 児童発達支援で、「かして」「ありがとう」を場面と結びつける練習に
  • 集団の中で欲しいものを言えずに我慢してしまう子の個別支援に
  • 特別支援学級で、場面に合った言い方を学ぶ授業に
  • ご家庭で、お店や友達の家での言い方を練習するときに

使い方(3ステップ)

① 場面を見て「今どんな気持ちか」を確認する

画面に出てくる場面を見て、まず「今、何をしたいのか」「どんな気持ちか」を一緒に確認します。気持ちが整理できていないと、適切な言葉も選びにくくなります。

② 言い方の候補を比べて選ぶ

いくつかの言い方の候補を見比べて、「これはきつい言い方かな」「これなら伝わりやすいかな」と一緒に考えます。正解を教え込むより、比べて選ぶ経験を大事にします。

③ 実際の場面で似た言い方を使ってみる

ゲームで練習した言い回しを、実生活の似た場面で使えるよう声をかけます。「さっき練習した言い方、使ってみようか」と、練習と実践をつなげていきます。

使うときの声かけ例

  • 「今、どうしたいのか教えてくれる?」(要求そのものを言葉にする練習)
  • 「その言い方だと相手はどう感じるかな」(相手の受け取り方を考えさせる)
  • 「『貸して』って言ってみようか」(具体的な言い回しをその場で提示する)
  • 「ちゃんとお願いできたね、伝わったね」(伝えられたこと自体を認める)
ヒコ先生

ヒコ先生
「わがままだ」と見られてしまう行動の裏に、実は「お願いの言い方をまだ知らないだけ」というケースがよくあります。適切な言い回しを一つ知っているだけで、伝え方がぐっと落ち着くお子さんを何人も見てきました。

使うときの注意点

  • 強い言い方をしてしまっても頭ごなしに叱らず、別の言い方を一緒に探す姿勢を保ってください
  • 正しい言い方を一方的に教え込むのではなく、比べて選ぶ経験を大事にしてください
  • 練習した言い方がすぐに実生活で使えなくても、焦らず繰り返し取り組んでください
  • 要求の伝え方に強いつまずきが見られる場合は、専門機関への相談もあわせて検討してください

気持ちを言葉で伝える力は、大人が「こう言えばいいのに」と教えるだけでは身につきにくく、実際に使ってみて相手に伝わった、という成功体験を重ねることで少しずつ定着していきます。強い言い方や行動で表現してしまう背景には、適切な言葉の持ち合わせがまだ少ないだけ、というケースも多くあります。叱るよりも、代わりの言葉を一緒に探す関わりを続けてみてください。

よくある質問

Q. 何歳ごろから使えますか?

二語文が出ている段階であれば取り組めます。年齢よりも「要求はあるが言葉の形にならない」状態かどうかを目安にしてください。言葉が出ていない場合は、絵カードなど視覚的な手段と組み合わせるほうが取り組みやすくなります。

Q. 「かして」が言えても、実際の場面では使えません。

現場でも非常に多い相談です。練習の場と実際の場面では、緊張の度合いも周りの人数も違います。まず大人相手の1対1で成功体験を作り、そのあと少人数の場面に広げる順序をおすすめします。

Q. うまく言えないとき、どう声をかければよいですか?

言い直させるより、先に要求そのものを受け止めてください。「かしてほしかったんだね」と代わりに言葉にして返すと、次に本人が使いやすくなります。

Q. どのくらいの頻度で使うとよいですか?

1回5分程度、週2〜3回が目安です。短い時間で回数を重ねるほうが定着しやすくなります。

📋 支援目標文例・個別支援計画への記載例

個別支援計画や支援記録にそのまま転記できる文例です。お子さんの実態に合わせて、数値や表現を調整してお使いください。

5領域 言語・コミュニケーション
短期目標(3か月) 支援者の促しがあれば「かして」「手伝って」を言葉で伝えられる(5回中4回)
長期目標(6か月〜1年) 困った場面で、自分から言葉で要求を伝えられる
支援内容 要求が生じる場面を意図的に作り、言葉が出るまで待つ。出たときはその場で具体的に称賛する

支援記録の記入例

本日はお願い表現の練習に取り組んだ。促しがあれば「かして」と伝えることができた。自発的な要求は場面によりばらつきがあるため、引き続き成功体験を積む支援を行う。

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