「しりとり」はただの遊びじゃない!語尾の音を聞き取る「音韻意識」と、次の言葉を素早く思い浮かべる「語彙流暢性」を同時に鍛えられる、療育にぴったりな活動です。このゲームで楽しく練習しましょう。
せんせい、「しりとり語彙練習ゲーム」って どんなツールなの?
しりとりが苦手な子の多くは「語尾の音を取り出す」ことが難しいんです。このゲームでは語尾の文字を大きく赤く表示するので、「しっぽ探し」がとても練習しやすいですよ。
▶ ゲームをやってみよう
このツールでできること
「言葉がなかなか出てこない」「同じ単語ばかり使ってしまう」——語彙の少なさは会話の広がりにくさにつながるだけでなく、後の読み書きの土台になる「音を聞き分ける力(音韻意識)」の育ちにも関わってきます。しりとりは単なる言葉遊びに見えますが、実は「最後の音を意識して次の言葉を探す」という、言葉を音の単位で扱う練習になっています。
「しりとり語彙練習ゲーム」は、画面に出てくる言葉としりとりでつないでいくゲーム形式のツールです。知っている言葉から無理なく始められ、遊びながら語彙を少しずつ増やし、言葉の音に注意を向ける練習ができます。
| 対象のめやす | 未就学児〜小学校低学年(語彙が少ない・言葉の音を聞き分けるのが苦手なお子さん向け) |
|---|---|
| 使う場面 | ことばの練習の時間、療育の待ち時間、家庭でのすきま時間の遊び |
| 形式 | ブラウザで遊べるしりとりゲーム(インストール不要) |
| 準備するもの | スマホ・タブレット・パソコンのいずれか |
| ねらい | 語彙を増やしながら、言葉の音に注意を向ける力(音韻意識)を育てる |
| 関連する場面 | 友達との会話、読み書きの土台づくり、しりとり以外の言葉遊び全般 |
会話のキャッチボールが苦手なお子さんの支援に取り組んでいる保護者・支援者の方にも、遊びの延長として取り入れやすい内容にしています。
こんな場面で使えます
- 放課後等デイサービスの言語の活動として。順番に答える形にすれば集団の遊びにもなります
- 放デイの移動時間や待ち時間に、道具のいらない遊びの代わりとして
- 児童発達支援で、語尾の音に気づく練習に
- 「しりとりが続かない」お子さんの個別支援に
- ご家庭で、親子で交代しながら遊ぶときに
使い方(3ステップ)
① 知っている言葉から気軽に始める
最初から難しい言葉を求めず、本人が知っている身近な言葉で始めます。「言葉が思いつかない」という失敗感を先に作らないことが、続ける意欲を保つポイントです。
② 最後の音を一緒に確認しながら次を探す
「最後の音、何だったかな」と一緒に確認しながら、次に続く言葉を探します。音を意識して言葉を探すこの作業そのものが、音韻意識のトレーニングになっています。
③ 新しく覚えた言葉を実際の会話で使ってみる
ゲームの中で出てきた新しい言葉を、後で「さっきの言葉、覚えてる?」と会話の中で使ってみます。ゲームの中だけで終わらせず、実際の語彙として定着させていきます。
使うときの声かけ例
- 「この言葉の最後の音、なんだろうね」(音に注目させる声かけ)
- 「知ってる言葉でいいよ、ゆっくり考えてみようか」(プレッシャーを下げる)
- 「そんな言葉も知ってるんだね、教えてくれてありがとう」(語彙の広がりを認める)
- 「さっきの言葉、もう一回使ってみようか」(覚えた言葉を反復させる)
しりとりは単純に見えて、実は「言葉の意味」と「言葉の音」を同時に扱う難しい遊びです。詰まってしまう子には、意味の面ではなく音の面でつまずいていることも多いので、最後の一音だけを一緒に確認する関わりが効果的だと感じています。
使うときの注意点
- 言葉が出てこないときにすぐ答えを教えず、少し待ってからヒントを出すようにしてください
- 「ん」で終わって負けるルールにこだわりすぎず、まずは言葉を続ける楽しさを優先してください
- 1回の時間は短めに区切り、集中が切れる前に楽しく終えるようにしてください
- 言葉の遅れが気になる場合は、専門機関への相談もあわせて検討してください
語彙や音韻意識は、就学後の読み書きの土台になる力です。しりとりのような身近な言葉遊びは、特別な教材がなくても取り組みやすい反面、言葉が出てこないときに親のほうが焦ってしまい、遊びのはずが練習のように重くなってしまうこともあります。楽しい雰囲気を保つことを最優先にしながら、少しずつ語彙の引き出しを増やしていく感覚で取り組んでみてください。



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