「いや」「やめて」が言えなくて、嫌なことをされても黙ってしまう——そんな子どもの練習に特化したゲームです。8つの場面を3択で選んで、断る言い方を楽しく体験しましょう。
せんせい、「「いや」「やめて」の言い方練習」って どんなツールなの?
「断る」って、実は難しいスキルなんです。嫌なのに「うん」と言ってしまう子、黙って我慢する子——このゲームは「断ること」に特化して、安全な場面で何度も練習できます。
▶ ゲームをやってみよう
このツールでできること
「いやなことをされても黙って我慢してしまう」「友達に強く言われると、断りたくても言葉が出てこない」——「いや」「やめて」と伝える力は、自分を守るために欠かせないスキルですが、教わらないまま大きくなると、我慢することが癖になってしまうことがあります。
「いや」「やめて」の言い方練習|断り方ソーシャルスキルゲームは、友達や周囲の人から困ることをされた場面を提示し、どう断るか・どう助けを求めるかを選択肢を通して練習するゲームです。実際の場面で言葉に詰まらないよう、あらかじめ言い方のパターンを持っておくことをねらいとしています。
断る言葉を知らないまま我慢を重ねると、本人の中に「言っても仕方ない」という感覚が積み重なってしまうことがあります。小さいうちから断る経験を安全な形で積んでおくことには大きな意味があります。
| 対象のめやす | 小学校低学年〜中学年(いやなことを断れず我慢しがちなお子さん向け) |
|---|---|
| 使う場面 | ソーシャルスキルトレーニング(SST)、いじめ・トラブル予防の指導、家庭での練習 |
| 形式 | ブラウザで遊べる無料の選択式トレーニングゲーム(インストール不要) |
| 準備するもの | スマホ・タブレット・パソコンのいずれか |
| ねらい | 「いや」「やめて」と伝える言葉や、助けを求める言葉のパターンを事前に持っておく |
| 関連する場面 | 友達とのやり取り、きょうだい間のトラブル、困りごとを大人に伝える場面 |
こんな場面で使えます
- 放課後等デイサービスのSSTの活動として
- 放デイの集団の中で、嫌なことをされても言えずに我慢してしまう子の練習に
- 児童発達支援で、「いや」を言葉で伝える練習の入り口として
- 特別支援学級で、友達関係のトラブルを未然に減らすために
- ご家庭で、断る言い方を一緒に考えるきっかけに
使い方(3ステップ)
① 「困っている」ことに気づく練習から
まずは場面を見て、「これは本人にとって困る状況かどうか」に気づけるかを確認します。断る前提として、まず自分の困り感に気づけることが土台になります。
② 言い方の選択肢を声に出してみる
選んだ断り文句を、画面上で選ぶだけでなく実際に声に出して言ってみます。頭の中で分かっていることと、実際に声に出せることの間には差があるため、この練習が大切です。
③ 大人に助けを求める練習もあわせて行う
自分で断るのが難しい場面では、「先生に言う」「大人を呼ぶ」という選択肢があることも一緒に確認します。断ることと助けを求めることは、どちらも自分を守る大切な手段です。
使うときの声かけ例
- 「これ、本当は困ってる場面だよね」(困り感への気づきを促す)
- 「実際に声に出して言ってみようか」(言葉に出す練習を促す)
- 「一人で言いにくいときは、大人を呼んでもいいんだよ」(助けを求める選択肢を伝える)
- 「ちゃんと『いや』って言えたね」(言えたこと自体を具体的にほめる)
「いや」と言えずにずっと我慢していた子が、練習を重ねる中で少しずつ自分の言葉で伝えられるようになる場面を、支援の現場で何度も見てきました。断ることは我がままではなく、自分を守るための大切なスキルだと伝え続けることを大事にしています。
使うときの注意点
- 「断ることは悪いことではない」という前提を、繰り返し丁寧に伝えてください
- 実際の場面ではすぐに実行できないこともあるため、焦らず段階的に見守ってください
- 断った結果、相手との関係がこじれた場合の対処法もあわせて話しておくと安心です
- 深刻ないじめや被害が疑われる場合は、練習にとどめず学校や専門機関へすぐに相談してください
- 本人の性格や関係性によって、練習通りにいかないこともあることを理解しておいてください
- 練習で使った言葉を実際に使えた場面があれば、その都度しっかり認めてあげてください
「いや」「やめて」と言える力は、繰り返し練習し、実際に言えた経験を積むことで少しずつ育っていきます。うまく言えない日があっても、「言葉にする力を育てている途中」だと捉えて見守ってあげてください。小さな一言が言えたことも、本人にとっては大きな一歩です。



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