ABC行動記録・機能分析ツール|支援者向け【無料・ローカル完結】

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療育ツール
この記事は約126分で読めます。

📋 かんたん概要

  • 子どもの気になる行動をABC(きっかけ→行動→結果)で記録
  • 行動の「機能」(要求/回避/注目/感覚)を集計し棒グラフで可視化
  • 記録一覧・検索・CSV/JSON出力・印刷に対応
  • localStorageに自動保存・個人情報は外部送信なし
  • 放デイ・相談支援・特別支援の支援者向け。無料・登録不要


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このツールでできること

「なぜこの行動が起きているのか」を考えるとき、感覚的な印象だけで対応を決めてしまうと、うまくいかないことがよくあります。ABC分析(先行事象・行動・結果)は行動の背景を整理する基本的な手法ですが、いざ現場で使おうとすると、記録の様式が定まっていなかったり、記入するたびに項目がぶれてしまったりしがちです。

「ABC行動記録・機能分析ツール」は、A(きっかけ)・B(行動)・C(結果)を項目に沿って入力していくと、記録が整理された形でまとめられるツールです。すべての処理はブラウザ内で完結し、入力内容が外部のサーバーに送信されることはありません。個人情報を含む記録を扱う場面でも使いやすいよう設計しています。

対象のめやす 行動面の支援方針を検討する支援員・児発管、行動分析を学び始めた職員
使う場面 気になる行動が続くときの記録整理、支援会議での状況共有、機能分析の練習
出力形式 A・B・Cの項目に沿って入力した内容を整理した記録として表示(ローカル完結・保存はご自身の端末側で行う想定)
所要時間 1件あたり2〜3分程度
ねらい 行動の背景を感覚ではなく、項目立てて整理する習慣をつける
関連する場面 支援会議資料、個別支援計画の見直し、保護者への状況説明

行動の背景を考える研修や書籍は数多くありますが、実際に現場で毎日使える記録様式が手元にないと、知識だけで終わってしまいがちです。項目を埋めるだけで自然とA・B・Cが整理される形にすることで、忙しい業務の合間でも記録を続けやすくすることを意識しました。

使い方(3ステップ)

① きっかけ(A)を記録する

行動が起きる直前に何があったか(場面・活動・声かけの内容など)を、できるだけ客観的な事実として入力します。「いつ・どこで・何をしているときに」を意識すると整理しやすくなります。

② 行動(B)を具体的に記録する

実際に起きた行動を、解釈を挟まずに具体的な動作として記録します。「怒った」ではなく「机を叩いた」「大きな声を出した」のように、誰が見ても同じ場面を想像できる書き方を意識します。

③ 結果(C)を記録し、パターンを見る

行動の直後に何が起きたか(周囲の反応・活動の中断・要求が通ったかどうかなど)を記録します。同じ記録をいくつか蓄積すると、A→B→Cの繰り返しパターンが見えやすくなります。

実務での使いどころ

  • 気になる行動について、感覚ではなく記録に基づいて支援会議で共有する
  • 個別支援計画の見直し時に、行動の背景をチームで再確認する材料として使う
  • 保護者に行動の状況を説明する際、感情的にならず事実ベースで伝えるための整理に使う
  • 経験の浅い職員に、ABC分析の考え方を実践形式で身につけてもらう教材として使う
  • 複数の記録を並べて、時間帯や場面による行動の出方の違いを比較する
  • 放課後等デイサービス・児童発達支援で、気になる行動が「いつ・どんな場面で」起きているかを職員間で共有するために記録する
  • 集団活動の中で起きた行動を記録し、人数・場所・活動の内容のどれが引き金になっているかを見直す
ヒコ先生

ヒコ先生
行動の背景を考えるとき、私たちはつい「本人の性格」や「わがまま」といった解釈に飛びつきがちです。ですが記録を積み重ねてA→B→Cを見返すと、環境側に対応できる要因が見えてくることが多くあります。まずは事実だけを淡々と残す、その積み重ねを大事にしてください。

使うときの注意点

  • 記録はローカル(お使いの端末内)で処理されますが、内容自体は個人情報を含むため、画面の共有・保存場所の管理には十分注意してください
  • 解釈や評価を交えず、できるだけ客観的な事実として記録することを心がけてください
  • 1件の記録だけで結論を出さず、複数回分を蓄積してパターンを確認してください
  • 行動の背景に医療的・発達的な要因が疑われる場合は、専門職(医師・心理職等)の見解もあわせて検討してください
  • 記録の保存・共有方法は、事業所の個人情報保護規程に沿って運用してください

ABC分析は一度やって終わりではなく、記録を重ねるほど見えてくるものが変わってきます。忙しい業務の合間でも続けやすいよう、入力の手間を減らすことを意識してこのツールを作りました。一度で答えが出るものではないからこそ、記録を続ける仕組みそのものを整えておくことが、結果的に一番の近道になると感じています。

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