個別支援計画 文例集【放デイ版・5領域対応・2026年】

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放課後等デイサービス(放デイ)の個別支援計画を書くとき、「どう書けばいいかわからない」「毎回同じような文になってしまう」という声をよく聞きます。この記事では、5領域ごとに使える個別支援計画の文例をまとめました。そのまま使える形にしていますので、参考にしてください。

[say img=”https://hikosan-blog.com/wp-content/uploads/2026/05/hiko-icon-portrait.jpg” name=”ヒコ先生”]文例はあくまで参考です。お子さんの実態に合わせて、数値・頻度・状況を具体的に書き換えてから使ってください。[/say]

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個別支援計画の基本構成

運営指導で確認される個別支援計画には、以下の要素が必要です。

項目 内容 ポイント
長期目標 半年〜1年で目指す姿 保護者・本人の願いと連動させる
短期目標 3ヶ月程度で達成できる具体的な目標 測定できる形で書く
支援内容 どのように支援するか ツール・手法を具体的に記載
評価指標 達成の判断基準 回数・頻度・条件で書く
担当領域 5領域のどれに該当するか 複数領域にまたがってよい

①健康・生活 領域の文例

文例1:朝の準備ルーティンが定着していない子

長期目標:登所後の身支度(荷物整理・手洗い・出席シール)を自立して行える
短期目標:手順カードを見ながら、声かけ1回以内で身支度を完了できる
支援内容:手順を4ステップに分けた視覚カードを用意し、毎回確認しながら実施。できた項目にシールを貼り、達成感を積み重ねる。デジタルルーティンツールも活用する。
評価指標:週4回以上、声かけ1回以内で完了できる
領域:健康・生活

文例2:時間の見通しが持てない子

長期目標:活動の終わりを時計で確認し、切り替えができる
短期目標:「○時になったら終わり」を時計で確認して、自分で活動を終了できる
支援内容:時計の読み方練習ツールを週2回実施。タイムタイマーを使い、残り時間を視覚化する。
評価指標:終了時刻の5分前に自ら時計を確認できる回数が週3回以上
領域:健康・生活・認知・行動

②運動・感覚 領域の文例

文例3:手先の不器用さがある子

長期目標:道具(鉛筆・はさみ)を適切な力加減で使える
短期目標:直線に沿ってはさみで切ることができる
支援内容:微細運動トレーニングツールを週2回・各10分実施。マウス操作練習で手先の制御を高める。作業後に「どれくらいの力で持てた?」を本人と確認する。
評価指標:幅1cm以内でまっすぐ切れる場面が週3回以上
領域:運動・感覚

文例4:感覚過敏がある子

長期目標:苦手な感覚刺激があっても、その場を離れずに支援者に伝えられる
短期目標:「うるさい」「さわりたくない」など、苦手なことを言葉またはカードで伝えられる
支援内容:感情スケールツールで自分の状態を数値化する練習を毎回実施。苦手な刺激が出たときの「伝え方カード」を携帯させる。
評価指標:感覚的に辛いとき、自ら申告できる回数が週2回以上
領域:運動・感覚・人間関係・社会性

③認知・行動 領域の文例

文例5:衝動性が高い子(ADHD傾向)

長期目標:「やりたい」衝動が起きても、ルールを確認してから行動できる
短期目標:ゴーノーゴー課題で、不正解が1セット5問中1問以下になる
支援内容:ゴーノーゴートレーニングツールを週3回・各5分実施。活動前に「今日のルール」を一緒に確認する習慣をつける。
評価指標:ゴーノーゴー課題の正答率が80%以上・活動中の離席が週平均2回以下
領域:認知・行動

文例6:ワーキングメモリが弱い子

長期目標:2〜3段階の指示を聞いて、順番通りに実行できる
短期目標:2段階の指示を繰り返しなしで実行できる
支援内容:ワーキングメモリトレーニングを週3回・各5分実施。指示は短く・1つずつ出す。指示を聞いた後、本人に繰り返し言わせる「エコー法」を取り入れる。
評価指標:2段階指示を1回で実行できる場面が週3回以上
領域:認知・行動

文例7:切り替えが苦手な子

長期目標:活動の切り替え時に、パニックなく次の活動に移れる
短期目標:「あと5分で終わり」の予告を聞いて、声かけ1回で切り替えられる
支援内容:気持ちの切り替えトレーニングツールを週2回実施。終了5分前に予告+タイムタイマーで視覚的に示す。
評価指標:予告後、声かけ1回で切り替えできる場面が週3回以上
領域:認知・行動・健康・生活

④言語・コミュニケーション 領域の文例

文例8:説明が苦手な子

長期目標:出来事を「いつ・どこで・だれが・どうした」を使って説明できる
短期目標:5W1Hのうち「いつ・どこで・だれが」を含めて話せる
支援内容:5W1Hトレーニングツールを週2回実施。帰りの会で「今日あったこと」を5W1Hカードを見ながら話す練習をする。
評価指標:支援者の質問なしに3要素以上含めて話せる場面が週2回以上
領域:言語・コミュニケーション

文例9:指示が入りにくい子

長期目標:2段階の口頭指示を聞いて行動できる
短期目標:「○○してから、○○して」という指示を1回で理解できる
支援内容:受容言語・指示理解トレーニングを週3回実施。指示は短く・具体的に・視覚補助を併用する。
評価指標:2段階指示の理解率が週平均70%以上
領域:言語・コミュニケーション・認知・行動

⑤人間関係・社会性 領域の文例

文例10:感情爆発が多い子

長期目標:気持ちが高ぶったとき、自分でクールダウン方法を選べる
短期目標:感情スケールが7以上になったとき、支援者に「休憩したい」と伝えられる
支援内容:こころの温度計で毎回気持ちの数値を確認。深呼吸ツールでクールダウン練習を週3回実施。感情が高まるサインを本人と一緒に整理する。
評価指標:感情スケール7以上のとき、自ら申告できる場面が週2回以上
領域:人間関係・社会性・認知・行動

文例11:友達関係でトラブルが多い子

長期目標:友達とのトラブル時に、暴力や暴言以外の方法で解決できる
短期目標:トラブルが起きたとき「やめて」「貸して」など言葉で伝えられる
支援内容:トラブル解決スキルトレーニングを週2回実施。ロールプレイで「困ったときの言葉」を繰り返し練習する。
評価指標:トラブル時に言葉で伝えられた場面が月4回以上
領域:人間関係・社会性

文例12:集団活動になじめない子

長期目標:グループ活動に参加し、順番を守って取り組める
短期目標:2〜3人のグループ活動で、自分の番まで待てる
支援内容:会話ターンテイク・協力スキルトレーニングを週2回実施。グループ活動前に「今日のルール」を確認する。
評価指標:支援者の声かけなしに順番を守れる場面が週3回以上
領域:人間関係・社会性

文例を使うときの注意点

  • 数値・頻度は必ず実態に合わせて変更する(「週3回」を「週1回」にするなど)
  • 保護者の願いと連動させる(面談で聞いた「こうなってほしい」を長期目標に反映)
  • 本人の強みも書く(困り感だけでなく「○○が得意」という視点を入れる)
  • 6ヶ月ごとに見直す(達成した目標は更新し、新しい目標に切り替える)

よくある質問

Q. 個別支援計画は誰が作りますか?

サービス管理責任者(サビ管)が中心となって作成します。担当支援員・保護者・本人の意向を反映させることが求められます。

Q. 5領域すべてに目標を立てないといけませんか?

全領域に目標を立てる必要はありません。子どもの実態・ニーズに応じて重点領域を選んで構いません。ただし、どの領域を対象とするかは計画に明記してください。

Q. 目標はどのくらい具体的に書けばよいですか?

「○○できる」ではなく「週○回、声かけ○回以内で○○できる」のように、測定できる形で書くと評価・記録がしやすくなります。運営指導でも「目標の達成状況が確認できるか」が見られます。

Q. 個別支援計画と個別の教育支援計画(IEP)は違いますか?

別物です。個別支援計画は放デイが作成する計画、IEPは学校が作成する計画です。連携して内容をすり合わせることが理想的です。

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おわり

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