🤝 ソーシャルスキル
朝・昼・夜・食事・お礼など日常のさまざまな場面でどんなあいさつをするか4択から選ぶ練習です。場面理解・礼儀作法・適切なコミュニケーションの基礎を育てます。
Contents
このツールでできること
「あいさつをしても声が小さい」「『ありがとう』『ごめんなさい』のタイミングが分かりにくい」——あいさつや礼儀は、大人からするとごく自然な習慣に見えますが、子どもにとっては「いつ」「誰に」「どんな言葉で」伝えるかを一つひとつ覚えていく学習の積み重ねです。特に場面の切り替えが苦手なお子さんは、あいさつのタイミングをつかみにくいことがあります。
「あいさつ・礼儀練習」は、朝のあいさつ・お礼・謝罪・お願いといった場面ごとに、どんな言葉やふるまいが合っているかをゲーム形式で練習できるツールです。実際の場面に近いシチュエーションを見ながら、繰り返し練習できる作りになっています。
| 対象のめやす | 未就学児〜小学校低学年(あいさつ・礼儀のタイミングに自信が持てないお子さん向け) |
|---|---|
| 使う場面 | 療育の個別支援、ソーシャルスキルトレーニング(SST)、登園・登校前の練習 |
| 形式 | ブラウザで遊べる無料のゲーム形式トレーニング(インストール不要) |
| 準備するもの | スマホ・タブレット・パソコンのいずれか |
| ねらい | 場面に合ったあいさつ・礼儀の言葉を、無理なく身につける |
| 関連する場面 | 登園・登校時のあいさつ、友達や先生とのやり取り、家庭での日常会話 |
こんな場面で使えます
- 放課後等デイサービスのSSTの活動として。場面ごとに順番に答える形にすれば集団でも使えます
- 児童発達支援で、朝の会・帰りの会のあいさつの練習に
- 特別支援学級で、場面に合った言葉を選ぶ学習に
- 「声が小さい」「言うタイミングがつかめない」お子さんの個別支援に
- ご家庭で、お店や来客の場面を想定して練習するときに
使い方(3ステップ)
① よく使う場面から始める
朝のあいさつ、お礼、謝罪など、日常でよく出てくる場面から始めます。まずは身近な場面で「合っている言葉」を選べることを目標にしてください。
② 実際の場面をイメージしながら答える
画面の中の場面を見ながら、「これは学校のどんな時間かな」「相手は誰かな」を一緒に確認します。イメージと結びつけることで、実際の生活場面でも使いやすい形で定着していきます。
③ 実際の生活場面で試してみる
ツールで練習した言葉を、実際の登園・登校時や家庭での場面で試してみます。うまく言えた場面があれば、その場で具体的に褒めてあげてください。
使うときの声かけ例
- 「こういうときは、なんて言うといいかな」(本人に考えさせる)
- 「今日、実際に言えたら教えてね」(ツールと生活場面をつなげる)
- 「小さな声でも、ちゃんと言えたのがすごいよ」(できたこと自体を認める)
- 「困ったときは『助けて』も言っていい言葉だよ」(SOSの伝え方も含める)
ヒコ先生
「あいさつができない子」と見られてしまう背景には、恥ずかしさだけでなく、「今がそのタイミングだ」と気づきにくいという事情があることも多いです。事前に練習しておくことで、本番の場面での不安が減り、声が出しやすくなるお子さんをたくさん見てきました。
「あいさつができない子」と見られてしまう背景には、恥ずかしさだけでなく、「今がそのタイミングだ」と気づきにくいという事情があることも多いです。事前に練習しておくことで、本番の場面での不安が減り、声が出しやすくなるお子さんをたくさん見てきました。
使うときの注意点
- 声の大きさやはきはきした態度を過度に求めず、まずは言葉が出ることを大切にしてください
- できなかった場面を責めず、次に生かせるように振り返る言葉かけを心がけてください
- 方言や家庭ごとの言い回しがある場合は、ツールの表現にこだわりすぎなくてかまいません
- 人前での発話に強い不安がある場合は、無理をさせず段階的に慣れていく形を取ってください
- 実際の場面でうまくいかないことが続く場合は、専門機関への相談もあわせて検討してください
あいさつや礼儀の言葉は、一度覚えれば終わりというものではなく、場面や相手によって少しずつ使い分けが必要になっていくものです。ツールでの練習はあくまで入口として、実際の生活の中で経験を重ねながら、その子なりのペースで身につけていってもらえたらと思います。



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