「先生に相談したいけど、どう伝えればいいかわからない」「連絡帳に何を書けば伝わるのか」――発達障害のある子を持つ保護者の方からよく聞く悩みです。この記事では、担任への相談のコツと、伝わる連絡帳の書き方を具体的にまとめました。
[say img=”https://hikosan-blog.com/wp-content/uploads/2026/05/hiko-icon-portrait.jpg” name=”ヒコ先生”]担任の先生も「どう関わればよいかわからない」と感じていることが多いです。保護者からの具体的な情報があると、先生も動きやすくなります。遠慮せず伝えましょう。[/say]
相談前に整理しておくこと
相談をスムーズにするために、事前に以下を整理しておくと効果的です。
| 整理すること | 具体例 |
|---|---|
| 今一番困っていること | 「朝の会でじっと座っていられない」 |
| 家でどう対応しているか | 「予告をすると落ち着く」「視覚カードを使っている」 |
| 先生にお願いしたいこと | 「活動前に一言声をかけてほしい」 |
| 診断・支援の状況 | 「ASD診断あり・放デイに週3回通っている」 |
担任への相談のコツ
1. まず「感謝・お願い」から始める
「いつもお世話になっています。○○のことで少しご相談があるのですが」と始めると、先生も話を聞きやすくなります。
2. 「困っていること」より「うまくいく方法」を伝える
「○○ができません」ではなく「○○の前に△△をすると落ち着きます」という形で伝えると、先生がすぐに使える情報になります。
3. 「お願いしたいこと」を具体的に一つに絞る
一度にたくさんお願いすると先生も実行しにくくなります。「まずこれだけお願いしたい」という一点に絞りましょう。
4. 放デイで効果があった方法を共有する
「放デイでは○○の方法で上手くいっています」という情報は、先生にとって非常に参考になります。放デイの担当者に「学校へ伝えてよい情報」を確認してから共有しましょう。
相談の例文(口頭・面談時)
例1:切り替えが苦手な場合
「いつもありがとうございます。○○の活動の切り替えについて相談させてください。家では『あと5分で終わりだよ』と予告すると落ち着いて動けることが多いです。学校でも、活動の終わり5分前に声をかけていただくことは可能でしょうか?」
例2:感覚過敏がある場合
「○○は音に敏感なところがあり、突然の大きな音でパニックになることがあります。体育館での集会や運動会の練習前に、事前に教えていただけると助かります。イヤーマフの使用についても、可能かどうかお聞きしてもよいですか?」
例3:合理的配慮をお願いする場合
「テストのとき、問題を読むのに時間がかかっています。別室受験や時間延長などの配慮をお願いすることはできますか?放デイの先生からも、書面でご説明いただけるよう頼んでいます。」
連絡帳の書き方
伝わる連絡帳の構成
- 昨日・今日の様子(1〜2文)
- 気になること・相談したいこと(具体的に)
- 家での対応・うまくいった方法(あれば)
- 先生へのお願い(1つに絞る)
連絡帳の文例集
例A:昨夜癇癪があった翌日
昨夜、宿題の途中で気持ちが崩れてしまい、落ち着くまでに30分ほどかかりました。今朝は少し疲れた様子で登校しています。今日は無理せず、本人のペースで取り組ませていただけると助かります。何かあればご連絡ください。
例B:学校でのトラブルを聞いた後
昨日、○○が「△△くんとケンカした」と話していました。本人は気にしている様子です。先生から見てどのような状況だったか、教えていただけますか?家でも「言葉で伝える練習」を続けていきます。
例C:効果的だった対応を共有する
最近、予定変更があるときに事前に「今日は○○が変わるよ」と伝えると落ち着いて対応できることが増えてきました。学校でも何か変更があるときに一言予告していただけると助かるかもしれません。よろしくお願いします。
例D:放デイでうまくいった方法を共有する
放デイで「こころの温度計」という気持ちを数字で表すツールを使っています。先生に「今日の気持ちは何点?」と聞いてもらうと、自分の状態を短く伝えられるようになってきました。もし可能であれば、朝のホームルームで試していただけると嬉しいです。
相談が難しいと感じたときは
- 放デイのスタッフに同席してもらう:保護者だけでは伝えにくいことも、専門家が一緒だと伝わりやすい
- 書面で伝える:口頭より紙に書いた方が整理して伝えられる
- 特別支援コーディネーターに相談する:学校には特別支援コーディネーター(多くは学内の教員が兼任)がいます
- 発達支援センターに相談する:学校との橋渡しをしてくれることもあります → 発達支援センターの活用法
よくある質問
Q. 担任に相談すると、子どもに悪影響はありますか?
適切に伝えれば悪影響はありません。むしろ先生が子どもの特性を理解することで、関わり方が改善されることが多いです。「特別扱いされる」と嫌がるお子さんには、「先生に○○のことを教えてもいいか」と事前に本人に確認するのもよいでしょう。
Q. 何度相談しても伝わらない場合はどうすればいいですか?
担任だけでなく、管理職(教頭・校長)や特別支援コーディネーターに相談することを検討してください。また、合理的配慮の申請は保護者の権利です。「申請したい」と伝えることで、学校の対応が変わることがあります。
Q. 放デイと学校でバラバラな対応をされています。統一してもらうには?
保護者が間に入って「放デイではこうしています」と情報共有するのが最も効果的です。可能であれば、放デイと学校が直接連携できるよう、保護者が橋渡し役になりましょう。
まとめ
- 相談前に「困っていること」「うまくいく方法」「お願いしたいこと」を整理する
- 「できません」より「○○するとうまくいきます」の形で伝える
- お願いは一度に一つに絞る
- 放デイで効果があった方法を共有すると先生が動きやすい
- 難しければ放デイスタッフ・特別支援コーディネーターに相談する
[say img=”https://hikosan-blog.com/wp-content/uploads/2026/05/hiko-icon-portrait.jpg” name=”ヒコ先生”]先生も保護者も、子どものことを思って動いています。情報を共有することで、チームとして子どもを支えられるようになります。遠慮せず、まず一歩踏み出してみてください。[/say]
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おわり


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