ねえ先生、ワーキングメモリって なに?おぼえるのが にがてでも きたえられるの?
いい質問だね。ワーキングメモリは「あたまの中のメモ帳」のこと。聞いたことを一時的におぼえて使う力で、遊びながら くり返すことで少しずつ育てられるんだよ。
ワーキングメモリ無料トレーニングツールとは?
ワーキングメモリ(作業記憶)を鍛える無料のデジタル療育ツールです。インストール不要・ブラウザだけで動くので、放デイ・特別支援・ご家庭でもすぐに使えます。
- 短期記憶・情報の一時保持力を楽しくトレーニング
- ADHDや学習障害のあるお子さんの支援にも活用されています
- 難易度調整あり・段階的に取り組めます
- 完全無料・登録なし・インストール不要
こんな場面で使えます
- 放課後等デイサービスの認知トレーニング
- 特別支援学級・通級指導での学習支援
- 「指示が入りにくい」「忘れっぽい」お子さんの支援
- 家庭学習の導入ウォームアップ
よくある質問
Q. ワーキングメモリのトレーニングは効果がありますか?
継続的なトレーニングで情報の一時保持力の向上が期待できます。楽しみながら繰り返すことが大切です。
Q. 無料で使えますか?
はい、完全無料です。登録・インストール不要でこのページからすぐ使えます。
📋 支援目標文例・個別支援計画への記載例
このツールを活用した個別支援計画の書き方例です。コピーしてご活用ください。
支援目標の文例
- 短い指示や情報を覚えながら課題を遂行するワーキングメモリ機能を高める
- 複数ステップの口頭指示を最後まで保持して、順番通りに行動できるようになる
個別支援計画への記載例
短期目標:4項目の記憶課題を80%以上の正答率で3回連続達成できる
支援内容・方法:記憶課題を2項目→3項目→4項目と段階的に難易度を上げ、日常の指示理解・連絡帳の活用場面への般化を促す
※文例はあくまで参考です。お子さんの実態や目標に合わせて編集してご使用ください。
あわせて使いたい療育ツール
おわり
このツールでできること
「指示を3つ出すと最後の1つしか覚えていない」「持ち物を言われたそばから忘れてしまう」——こうした困りごとの背景には、情報を一時的に頭の中に保持して使う力「ワーキングメモリ(作業記憶)」の弱さが関わっていることがあります。ワーキングメモリは、単に「覚える」だけでなく、「覚えながら同時に使う」力なので、聞いた指示を実行に移す・計算の途中経過を覚えておく、といった場面で常に働いています。
「ワーキングメモリ・作業記憶トレーニング」は、数字や絵の並びを覚えて答える、複数の指示を覚えて順番に実行するなど、記憶を保持しながら使う練習をゲーム形式でできるツールです。「ワーキングメモリ トレーニング 子ども」を調べている保護者・支援者の方にも役立ちます。
| 対象のめやす | 小学校低学年〜高学年(指示忘れ・記憶保持が気になるお子さん) |
|---|---|
| 使う場面 | 療育の個別支援、宿題や学習前のウォーミングアップ、すきま時間の練習 |
| 形式 | ブラウザで遊べる無料のゲーム形式トレーニング(インストール不要) |
| 準備するもの | スマホ・タブレット・パソコンのいずれか(特別な道具は不要) |
| ねらい | 情報を一時的に覚えておき、使いながら操作する力を、遊びながら育てる |
| 関連する場面 | 先生からの複数指示の実行、持ち物の準備、計算問題の途中経過の保持 |
ワーキングメモリは、学校での指示理解や宿題への取り組みだけでなく、日常生活の「言われたことを覚えて実行する」場面すべてに関わる力です。
- 覚える量を調整できる:少ない数から段階的に増やせる設計です
- 声に出す練習と組み合わせやすい:口頭リハーサルという記憶の定着方法も自然に取り入れられます
- 短時間で繰り返せる:毎日少しずつの積み重ねに向いています
ワーキングメモリの弱さは、怠けや不注意と誤解されがちですが、実際には脳の情報処理の仕組みに関わる特性です。「何度言ったらわかるの」と責めるより、「一度に覚えられる量には個人差がある」という前提で関わり方を見直すことで、お子さんとの関係もお子さん自身の自己肯定感も守りやすくなります。
使い方(3ステップ)
① 少ない数から始める
覚える数字や絵の個数は、最初は少なめの設定から始めます。「できた」という感覚を持ってもらうことが何より大切です。最初のハードルを下げることで、その後のトレーニングへの抵抗感も減っていきます。
② 声に出しながら取り組む
頭の中だけで覚えようとせず、声に出しながら(口頭リハーサル)取り組むと定着しやすくなります。最初は一緒に声に出す練習をしてもかまいません。声に出す習慣は、実生活で指示を復唱する習慣にもつながります。
③ 少しずつ覚える量を増やす
慣れてきたら覚える数を1つずつ増やしていきます。難しくなって間違いが増えたら、1段階前の設定に戻して自信を保ちながら進めます。無理に量を増やし続けるより、着実にできるレベルを維持する方が長続きします。
使うときの声かけ例
- 「声に出しながら覚えてみようか」(口頭リハーサルを促す)
- 「今の、覚えられたね」(できた瞬間をすぐ褒める)
- 「忘れちゃっても大丈夫、もう一回見てみよう」(失敗を責めない)
- 「さっきより1個多く覚えられたね」(変化に注目する)
- 「覚えるときのコツ、何かあった?」(自分なりの工夫に気づかせる)
「言われたことをすぐ忘れる」お子さんは、やる気がないわけでも、聞いていないわけでもありません。頭の中に情報をとどめておく容量が、その子なりの特性としてまだ育っている途中なだけです。指示は一度に1つずつに絞ってあげるだけでも、うまくいくことが増えます。
学校の先生に「指示は1つずつ、短く伝えてもらえると助かります」とお願いするだけで、お子さんの困りごとが大きく減ることもあります。トレーニングと並行して、周りの伝え方を工夫してもらうことも大切な支援の一つです。
使うときの注意点
- 覚える量をいきなり増やさず、できるレベルを確実に踏んでから難易度を上げてください
- 間違いが続くとやる気が下がりやすいので、様子を見て途中で切り上げてもかまいません
- 日常生活では、指示は一度に1つずつ、短く伝えることを意識してあげてください
- 学習面での困りごとが強い場合は、学校や専門機関と情報を共有することも検討してください
- メモやチェックリストなど、覚える負担そのものを減らす工夫も並行して取り入れてみてください
- トレーニングの成果は数日ですぐに現れるものではありません。数週間〜数か月の単位で変化を見てあげてください
ワーキングメモリの力には個人差が大きく、トレーニングだけですべてを解決しようとするより、周囲の伝え方の工夫と組み合わせることが現実的です。メモを取る習慣、チェックリストの活用、指示を1つずつ区切って伝えることなど、「覚える力を鍛える」と「覚える負担を減らす」の両方からアプローチしていくことで、日常生活の困りごとは着実に減っていきます。



コメント