困りごと別|発達障害・発達の気になる子に合う療育ツールの選び方と使い方

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「うちの子、どのツールを使えばいいの?」「選んでみたけど、正しく使えているか不安…」

そんな声をよく耳にします。療育ツールはたくさんありますが、「困りごと」から逆引きすると選びやすくなります。このページでは、よくある8つの困りごとごとに、おすすめのツールと具体的な使い方・支援のポイントをまとめました。

ヒコ先生
ヒコ先生
療育ツールは「なんとなく使う」より「この子のこの困りごとに使う」と決めると、効果が出やすくなります。最初は1つだけ試してみて、お子さんの反応を見ながら少しずつ広げていきましょう。
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このページの使い方

  1. 困りごとを見つける:8つの困りごとから、今いちばん気になるものを選ぶ
  2. ツールを選ぶ:リンクからツールページに飛び、どんなツールか確認する
  3. 使い方ヒントを参考にする:頻度・時間・声かけ例を参考に、実際に使ってみる
  4. 少しずつ続ける:1回でうまくいかなくても大丈夫。繰り返しが力になります
このページのポイント
「どのツールを使うか」だけでなく、「どう使うか」「どう関わるか」まで書いています。ツールはあくまで道具。使い方と大人の関わりがセットで効果を生みます。

① 集中できない・じっとしていられない

おすすめツール

  • ゴー・ノーゴー:「動いていい」「止まる」の判断を練習するゲーム形式のツール。衝動的な行動を抑制する力を育てます。
  • 注意・集中持続:短時間の集中課題を通じて、注意を持続させる力をトレーニングします。

使い方ステップ・声かけ・頻度

  1. まず「ゴー・ノーゴー」から始める。ゲーム感覚で取り組める導入向きのツールです。
  2. 画面の指示に従って反応する課題を1セット(2〜3分)行う。
  3. 終わったら「上手に止まれたね」「よく見て反応できたね」と具体的に褒める。
  4. 慣れてきたら「注意・集中持続」に切り替え、少し長い集中課題にチャレンジする。
声かけ例:「赤が出たら止まれるかな?一緒にやってみよう」「今日は3回止まれたね、すごい!」「疲れたら休んでいいよ」

頻度目安:週2〜3回・1回5分程度。失敗しても「惜しかった!次はいけそう」と前向きな言葉をかけてください。記録表に日付と回数を残すと成長が見えやすくなります。

② 気持ちが爆発する・切り替えが苦手

おすすめツール

使い方の流れ

  1. 爆発する前に練習:落ち着いているときに感情スケールを練習しておき、「怒りが7になったら深呼吸しようね」と事前に約束する。
  2. 高ぶってきたとき:「スケール見てみようか」と声かけし、今の気持ちの大きさを一緒に確認する。
  3. クールダウンとして:「深呼吸」ツールを開き、画面のガイドに合わせてゆっくり呼吸する。
  4. 落ち着いてから:「気持ちの切り替え」ツールで、何があったか・次どうするかを整理する。
ヒコ先生
ヒコ先生
爆発してからではなく、「爆発しそうなとき」に使うのがコツ。感情スケールを日常的に使って自分の気持ちに気づく練習を重ねましょう。最初は大人が「今いくつかな?」と聞いてあげてください。

頻度目安:毎日でもOK・1回2〜5分の短時間。朝の支度前や帰宅直後など感情が揺れやすいタイミングでの確認を習慣にすると効果的です。

③ 友達との関わりが苦手・トラブルが多い

おすすめツール

ロールプレイ的な使い方と振り返り

  1. 「トラブル解決」を開き、場面を一つ選ぶ。
  2. 「こういうとき、あなたならどうする?」と問いかけ、子どもの答えを聞く。
  3. 「他にはどんな方法がある?」と選択肢を一緒に考える(3つ以上出せるとベスト)。
  4. 実際にトラブルが起きたあと「さっきのとき、どうすればよかったかな?」と振り返りに使う。

頻度目安:週1〜2回・1回10〜15分。答えを教えるのではなく、子ども自身が考えられるよう「間」を大切にしてください。

④ 言葉の理解・表現が苦手

おすすめツール

声かけ例:「今日学校でどんなことがあった?いつ・どこで・誰と、教えてくれる?」言葉につまったときは「公園かな?学校かな?」と二択で選ばせると答えやすくなります。

頻度目安:週3〜4回・1回5〜10分。毎日の会話の中で「5W1Hで話してみよう」と声かけするだけでも立派な練習になります。

⑤ ひらがな・文字が苦手

使い方ステップ

  1. 1回に練習する文字は2〜3文字までに絞る。
  2. まず「筆順アニメ」を一緒に見て、書く順番を確認する。
  3. アニメを止めてから子どもになぞり書きをさせる。
  4. 「上手に書けた!」と声をかけ、日付と文字をメモしておく。
  5. 同じ文字を3日続けて練習してから、次の文字に進む。
ヒコ先生
ヒコ先生
文字の習得は「焦り」が一番の敵。1日1文字でも毎日続けることで必ず書けるようになります。書き順の間違いはすぐ直さず、まず「書けた」ことを褒めて、次のセッションで自然に訂正しましょう。

頻度目安:毎日5分が効果的。宿題前のウォームアップとして取り入れると習慣化しやすいです。

⑥ 朝の支度・生活習慣が身につかない

おすすめツール

使い方・親の関わり方

  1. 「朝の支度ゲーム」を開き、画面を見ながら実際の支度をする。
  2. 「次は何だっけ?」と画面を指しながら問いかけ、子どもに答えさせる。
  3. 1つできたら「チェック!」と一緒に確認し達成感を積み重ねる。
  4. 慣れてきたら「一人でやってみて、終わったら教えてね」と手を離していく。
ヒコ先生
ヒコ先生
「早くして!」の代わりに「次は何をする時間か、ゲームに聞いてみよう」と画面に注意を向けさせましょう。叱るより「ゲームのキャラに聞く」方が子どもは動きやすくなります。

頻度目安:毎朝・毎晩のルーティン化が目標。最初の1〜2週間は毎回一緒に使い、慣れてきたら「一人でやってみる日」を設けましょう。

⑦ 手先が不器用・体の使い方が苦手

おすすめツール

段階的な取り組み方

  1. まず「目と手の協応」から始め、画面上の課題に指やマウスで反応する練習をする。
  2. スムーズにできるようになったら「手先の器用さ・微細運動」で、より細かい動作のトレーニングに進む。
  3. 「今日は前より速くできた!」と記録しておくと成長が見えます。

頻度目安:週2〜3回・1回5〜10分。比べるのは他の子ではなく昨日の自分。「昨日より3つ多くできた!」と伝えることで自己効力感が育ちます。

⑧ 考えること・問題解決が苦手

おすすめツール

  • タスク分解:大きな目標を小さなステップに分けて考える練習。
  • 認知の柔軟性:「別の方法を考える」思考の柔軟さをトレーニングします。
  • STEAMパズル思考:楽しみながら論理的思考・問題解決力を育てるパズル型ツール。
ヒントの出し方のコツ
NG:「そこじゃないよ」と答えを教えてしまう
OK:「もしこうしたらどうなる?」と問いかける
最善:「自分で気づく」まで待つ。気づけたことを大きく褒める

頻度目安:週2〜3回・1回10〜15分。「考える楽しさ」を経験させることが最大の目標。できた・できないより「挑戦したこと」を評価しましょう。

使うときの共通ポイント

  • 強制しない:「やりなさい」より「一緒にやってみようか」という誘い方にする
  • 短時間で区切る:5〜10分で切り上げて「またやろうね」と終わる
  • できたことを具体的に褒める:「えらいね」より「さっき3回止まれたね」と行動を具体的に
  • 記録する:日付・ツール名・できたこと・反応をメモ。成長が見えやすく支援の見直しにも役立つ
ヒコ先生
ヒコ先生
「やらせる」より「一緒に楽しむ」意識が大切。ツールの効果より先に「この大人と一緒にいるとなんか楽しい」という関係性の土台を作ることが、長期的には一番の支援になります。

まとめ

よくある8つの困りごとを切り口に、療育ツールの選び方と使い方を紹介しました。「全部やらなければ」とは思わないでください。お子さんの一番の困りごとを1つ選び、まず2週間だけ試してみてください。

困りごとおすすめツール頻度目安
集中できないゴー・ノーゴー週2〜3回・5分
気持ちが爆発する感情スケール毎日・2〜5分
友達トラブルが多いトラブル解決週1〜2回・10〜15分
言葉の理解・表現5W1H週3〜4回・5〜10分
文字が苦手ひらがな・なぞり書き毎日・5分
生活習慣が身につかない朝の支度ゲーム毎朝・毎晩
手先が不器用目と手の協応週2〜3回・5〜10分
考えること・問題解決タスク分解週2〜3回・10〜15分

おわり

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