放課後等デイサービスの5領域とは?領域別支援例・ツール・文例まとめ【2026年版】

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2024年の報酬改定で、放課後等デイサービス(放デイ)は5領域に沿った支援計画・記録が求められるようになりました。この記事では、5領域の意味・各領域の支援例・使えるツール・個別支援計画への記載文例をまとめて解説します。

[say img=”https://hikosan-blog.com/wp-content/uploads/2026/05/hiko-icon-portrait.jpg” name=”ヒコ先生”]5領域は「難しい制度」ではなく、子どもの成長を整理するための便利な枠組みです。うまく使えば支援計画も記録もグッと書きやすくなりますよ。[/say]

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放デイの5領域とは?

厚生労働省が定めた、放課後等デイサービスで支援すべき5つの領域です。2024年4月の報酬改定から、個別支援計画・支援記録をこの5領域の枠組みで整理することが強く求められています。

領域 主な支援内容 対象となる困りごと例
①健康・生活 身辺自立・生活習慣・健康管理 朝の準備が遅い・片付けができない・食事の偏り
②運動・感覚 粗大運動・微細運動・感覚統合 不器用・運動が苦手・感覚過敏
③認知・行動 注意・記憶・思考・行動調整 集中できない・衝動的・切り替えが苦手
④言語・コミュニケーション 話す・聞く・読む・書く・非言語 言葉が出にくい・説明が苦手・語彙が少ない
⑤人間関係・社会性 対人関係・感情理解・集団適応 友達トラブル・感情爆発・集団になじめない

①健康・生活 領域の支援例と使えるツール

日常生活の基本動作(着替え・歯磨き・片付け・食事など)を習得・定着させる領域です。

支援例

  • 手順を絵カード・スケジュールボードで視覚化する
  • 「できたらシール」などの即時強化を使う
  • ルーティンをゲーム感覚で練習する

使えるツール(無料)

個別支援計画 記載文例

【目標】登所後の荷物整理・手洗いを自立して行える
【支援内容】手順カードを使い、ルーティンを視覚的に確認しながら実施する。できた項目にシールを貼り、達成感を積み重ねる。
【評価指標】週3回以上、声かけなしで完了できる

②運動・感覚 領域の支援例と使えるツール

体を動かす力・手先の器用さ・感覚の整理に関わる領域です。

支援例

  • 微細運動(手先の操作)をゲームで楽しく練習
  • リズム活動で体のコントロールを高める
  • 感覚過敏には段階的な脱感作アプローチ

使えるツール(無料)

個別支援計画 記載文例

【目標】鉛筆・はさみなど道具を適切な力加減で扱える
【支援内容】デジタルツールを活用した微細運動トレーニングを週2回実施。リズム活動で体幹・協調運動を育てる。
【評価指標】ハサミで直線を切れる・折り紙を手順通りに折れる

③認知・行動 領域の支援例と使えるツール

注意・記憶・思考・計画・行動の抑制など、「頭の働き」に関わる領域です。

支援例

  • ワーキングメモリ・注意力を短時間で反復練習
  • 衝動抑制はゲーム形式で楽しく繰り返す
  • タスクを細かく分解して「次は何をするか」を明確化

使えるツール(無料)

個別支援計画 記載文例

【目標】活動中、10分間集中して取り組める
【支援内容】ゴーノーゴー課題・ワーキングメモリトレーニングを1回5分・週3回実施。タスクを分解して「次は何か」を視覚的に提示する。
【評価指標】声かけなしで10分間課題継続できる回数が週3回以上

④言語・コミュニケーション 領域の支援例と使えるツール

話す・聞く・読む・書く・伝える力に関わる領域です。

支援例

  • 語彙力・指示理解を繰り返し練習
  • 5W1Hで説明する力をゲーム形式で育てる
  • 会話の順番交代(ターンテイク)を意識的に練習

使えるツール(無料)

個別支援計画 記載文例

【目標】「いつ・どこで・だれが・なにを」を使って出来事を説明できる
【支援内容】5W1Hトレーニングを週2回実施。日常の出来事を絵カードを使って一緒に整理する。
【評価指標】支援者の質問に2つ以上の情報を含めて答えられる

⑤人間関係・社会性 領域の支援例と使えるツール

友達関係・感情理解・集団への適応に関わる領域です。

支援例

  • 感情を「見える化」して自分の状態を認識する練習
  • ロールプレイで対人場面を繰り返し体験
  • トラブルを振り返り、次の行動を一緒に考える

使えるツール(無料)

個別支援計画 記載文例

【目標】気持ちが高ぶったとき、支援者に「つらい」と伝えられる
【支援内容】こころの温度計を使い、毎回活動前後に気持ちの数値を確認。感情が高まるサインを一緒に振り返る。
【評価指標】感情スケール4以上のとき、自ら支援者に申告できる回数が週2回以上

5領域を使った支援計画・記録のコツ

1. 一人の子どもに複数領域を設定してよい

「認知・行動」と「人間関係・社会性」を同時に支援するなど、複数領域の組み合わせが基本です。無理に1領域に絞る必要はありません。

2. 目標は「数値・頻度・条件」で書く

「できるようになる」ではなく「週3回、声かけなしで10分間集中できる」のように測定できる形にすると、評価・記録がしやすくなります。

3. ツールの使用は「支援内容」に記載する

「ゴーノーゴー課題を使い衝動抑制を練習する」のように、デジタルツールの使用を支援内容に明示すると記録の根拠が明確になります。

よくある質問

Q. 5領域すべてに対応しないといけませんか?

すべての領域を網羅する必要はありません。子ども一人ひとりの実態・ニーズに応じて、重点を置く領域を選んで構いません。ただし、支援計画にどの領域を対象とするか明記することが求められます。

Q. 5領域は2024年から義務ですか?

2024年4月の報酬改定で、個別支援計画を5領域の枠組みで整理することが実質的に求められるようになりました。運営指導(旧実地指導)でも確認される項目です。

Q. 個別支援計画の文例はどこで参考にできますか?

このページの各領域の文例を参考にしてください。より詳しい文例は個別の教育支援計画(IEP)の記事もあわせてご覧ください。

Q. 支援記録はどう書けばよいですか?

5領域のどの目標に対する記録かを明示しながら、「支援内容・子どもの反応・次回への引き継ぎ」を記載するのが基本です。

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おわり

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